みんなのレビューと感想「欲望の聖女(セイント)令嬢テレジア」（ネタバレ非表示）（9ページ目）

全部読むべき

森園先生の作品の中で1番良かった気がする。
正直表紙が微妙なのだが、いったん読むとかなり良い。森園先生は単なるエロに留まらず、いつも正しいことを言っている。正しいというのは、こっそり「女らしさの中に忍ばせた、人権意識」というものであろうか。
クレオパトラにも沢山名言があったが、この作品にも大層感心するセリフがあった。
この男尊女卑コテコテの日本で、稀有な存在である。

この作者さんのお話はおもしろくもあり、その後がどうなるのかハラハラなところもあり気になる感じです。世界の時代もののお話がふえおもしろいです。

強か

女は、先手を打つ強かですね地位が少しでも上の男と結婚することが幸せにつながると思っていた時代考えるとちょっと怖いですね。

フランス革命

ベルバラとは違う角度から、フランス革命を知る事も出来たし、何よりもストーリーが楽しめました。

実在！

まさか実在とは知らず、ついつい調べてしまいました。とても向上心？がある女性だなと思います。欲に忠実で、常に周りを気にしている私には羨ましい限りです。

意外

フランス革命には興味があったので面白く読めました。
ナポレオンやジョゼフィーヌ等も絡めて欲しかったなぁと思いますが、戦死した恋人のことから命の大切さや革命について考えて行動を起こすところなど良かったです。

近代的な思考が垣間見れます

テレジアが欲望の塊みたいにも読めますが、やり手の女社長のようでもあります。
貴族の伝統的な習慣と対峙している時の思考が印象的でした。
奔放な恋多き女性としての顔に挟む、行動力と思考回路はなかなかのものです。

ドキドキ～

禁断の愛情、大人の世界って感じでした✨
こうなるかな、と大体予測がつけられる展開ではあるけど楽しく読ませてもらいました。

女の怖さ

自分の見せ方を知っている女性の怖さや、高慢さを見せつけられているようです。
しかし、奔放がゆえの悩みも描かれていたり、描写も細かいと思います。
この世界観に、いつの間にかはまってしまっている感じです。

フランス革命

の鉄板モノ、ベルサイユのバラで育った世代なので、テレジアさんには良いイメージがありませんでした。この作品で、意外と賢い方なんだなって思い、フランス史を改めて勉強してみました。