第3話・装える戦士
あらすじ
▼第1話/であい▼第2話/予感▼第3話/装える戦士▼第4話/翔ぶ赤▼第5話/ひそやかな跳躍▼第6話/疾走する眼▼第7話/むすめ▼第8話/海辺の肖像▼第9話/生成▼第10話/流れる夢●登場人物/水代 元(人の心に浮かんでいることを絵にすることのできる不思議な少年。ボンちゃんと呼ばれている)、熊川鉄矢(元の幼なじみ。エミのことを愛している)、スティーブ・コールドマン(日本駐在の大使館員)、エミ・コールドマン(スティーブの娘)●あらすじ/ある夜、ひとりの少年が1本のペンを手に、少年院から脱走した。その男の名は水代 元。2年前のある忌わしい事件の犯人として捕まり、少年院に収容されていたのだ。元は、幼い頃から絵を描くのが好きで、人の心の中に浮かんでいることを絵にできる不思議な少年であった。十数年前、元は、近所に別荘を持っていたスティーブ・コールドマンに絵描きとしての才能を認められ、可愛がられていた。そして静養のために別荘を訪れていたスティーブの娘・エミを紹介される。初めて出会ったエミの前で、元は部屋の壁にいきなり絵を描き始める。それはエミが最近ねだっていたブルテリアの絵であった。喜んだエミは数年ぶりに笑顔を取り戻すのだった。それから、元の幼なじみの鉄矢を含めた3人の付き合いが始まった。そんなある年のエミの誕生日、エミは元にひとつ頼みごとをする。それは、20歳になるまで、誕生日に自分の絵を描いてくれというものだった。そう、2年もの時間を少年院で過ごしてきた元が脱走をしたのは、このエミとの約束を果たそうとしたからであった…。●他の登場人物/ 知花スマ(一流のダンサーを目指し、工事現場で働く女性)、ボビー(米軍沖縄基地に駐留していた兵士。スマのダンスの先生でありパートナーだった)
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