奈緒子 32巻
あらすじ
▼第313話/風の唄▼第314話/風車(かざぐるま)▼第315話/隠しごと▼第316話/赤とんぼ▼第317話/ブレーキ▼第318話/激痛▼第319話/犠牲▼第320話/告白▼第321話/追撃▼第322話/秘密▼第323話/変化●主な登場人物/壱岐雄介(「日本海の疾風(かぜ)」と異名を取る、長崎県・波切島高校2年生。陸上部のエース)、篠宮奈緒子(大学2年生。小学生のころ、溺れていたところを雄介の父・健介に救われ、九死に一生を得た。年下の雄介に心ひかれながらも、大学入学と同時に帰京)、本田大作(長崎・城西薬品勤務の社会人ランナー。数々の世界大会で好成績を残す一方、波高陸上部の監督代行、全国都道府県対抗駅伝大会・長崎県代表チームの監督も務めている)●あらすじ/第四中継所。長崎代表は、先頭でタスキを宮崎に託した。この宮崎は、大学1万mで最高記録を出したほどの実力者だ。ところが第六中継所にいる、監督兼最終ランナーの本田は深刻な表情をしていた。彼は、宮崎が抱えている腰の爆弾が、いまだ完治していないことを知っていたのだ…(第313話)。●本巻の特徴/第5走者は全国レベルの実力を持つ宮崎。だがその時、絶好調の長崎県を悲劇が襲った…。腰痛が急に再発し、一歩も動けなくなる宮崎。激痛に耐えながら、這うようにして渡されたタスキを受け取って、雄介はなんと43位からの逆転を目指す!! ●その他の登場人物/吉崎(波高陸上部2年生。雄介に憧れて陸上を始めたが、上り坂の強さを生かし、急速に成長)、宮崎(現在は東京の大学に通う、波高陸上部OB。日本学生1万mのチャンピオンだが、腰痛に苦しんでいる)、大山権太(権じいと呼ばれる波切島の漁師。スポーツ理論を熟知する東大の天才学者だったが、30年前に辞職) 、倉内(第2区を担当する中学生。負けん気の強い性格)、真壁(第3区担当の社会人ランナー。真面目で実直)、青野(第4区を担当する中学生。素質はいいものを持っているが、大舞台で緊張しやすい)
この巻の収録話
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