人間交差点 13巻
あらすじ
▼第1話/雪の革命▼第2話/玩具の車輪▼第3話/一月の陽炎▼第4話/鬼火▼第5話/隙間▼第6話/海岸線▼第7話/距離のない行進▼第8話/横顔 ●あらすじ/殺人事件の容疑者を追って福岡にやってきた刑事の片田は、そこで意外な人物に出会う。その男の名前は矢崎。高校以来の親友で、学生時代、何においても彼の右に出る者はいないような優秀な生徒だった。だが、福岡の地で見た矢崎は、その頃の面影など見る影もなく、一人のチンピラになりさがっていた(第2話)。▼年老いてもなお、まだまだ血気盛んなラガ-マンの小坂は、今だにひとりで、もくもくとラグビ-の練習を続けている。その日もいつものようにラグビ-の練習を終え、シャワ-を浴びるために立ち寄った敬老会館で、小坂は、同じ年代の老いた男に出会う。その日、通常より早い時間に会館が閉まることを知ったその男は、余った時間をどのように使ったらいいかわからずに、とまどいをあらわにしている。そんな老人を見るに見かね、小坂は彼を誘い街にくりだしたのだが…(第3話)。▼病院のベッドの上で、ひとりの老人が臨終の時を迎えようとしている。自分の最後の時が間近に迫っていることを悟った老人は、傍らにいる息子に、ある秘密を告白をする。それは自分が息子・実の本当の父親ではないという衝撃的なものだった。そして本当の両親は、この男の手によって殺されていたのだった(第3話)。
この巻の収録話
独自の仕組みで巻にまとめているため、該当する話が単行本と一致しない場合があります。 単行本化されていなくても、巻として表示している場合があります。
入荷お知らせ設定
?機能について入荷お知らせをONにした作品の続話/作家の新着入荷をお知らせする便利な機能です。ご利用にはログインが必要です。