宵明けの月籠 8巻
あらすじ
── 夜歴1289年、歴史は「血」に刻まれたかつて世界を揺るがした「聖血戦争」あらゆる闇の力を鎮め、あるいは増幅させる伝説の「聖血」を宿した一人の少女が現れた。 満月の夜、運命は再び共鳴する。それは、悲劇の再来か、それとも救済のはじまりか。孤独な令嬢と、心を閉ざしたヴァンパイアが織りなす、切なくも幻想的な現代ファンタジー。スズカが日本一周の旅へと出立し、再び静寂が戻った屋敷。リアムの心では、ヴィオレーヌから告げられた真実が静かに波紋を広げていた。己を支えていた微かな安らぎが、すべて藍璃の献身によるものだったという事実。リアムは不器用ながらも、彼女の存在を受け止めていく。
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