11月のギムナジウム
- 完結
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あらすじ
ヒュールリン・ギムナジウムの転入生エーリク。そこで彼は自分の分身トーマに出会った。2人を結ぶ罪と愛の秘密とは…。名作「トーマの心臓」の原型となる「11月のギムナジウム」、12年の後にめぐりあった双子の兄妹の歌声がイブの夜に流れる「セーラ・ヒルの聖夜」、少女と3人の妖精のメルヘン「塔のある家」など7編を収めた魅惑の初期短編集。
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みんなのレビュー
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5.0
〜不幸の名作短編集〜
こちらも70年代短編集ですが、表題の漫画は元祖BL漫画と言える記念すべき作品です。表題の漫画を始めて読んだのは、主人公と同じ年でした。異国の同年代の男の子たちの話しは、当時同じクラスメイトだった男子が読んでも受けました。
舞台はドイツの全寮制の男子高等学校、寄宿舎で出会った同級生、ルームメイト、先輩たちとの異国の学園生活を描いてます。偶然が重なって主人公の出生の秘密がわかってしまう。(このお話しがさらに独立して、同じ登場人物で別のストーリーも作り上げてます。)反発を持っていたクラスメイトが自分の出生と関わる事がわかると、いとおしさが込み上げてくる残酷で現実の厳しさが身にしみてわかるお話しでした。底冷えする晩秋の季節を艶やかに描いています。作者は70年代なかば、イギリスへ長期滞在した事があるので、ヨーロッパの町並みや雰囲気を作品に体現できる数少ない作家です。イギリスを舞台にした作品が多いのも、イギリスに長期滞在した影響だと思われます。この作家はこれからもどんどん名作を発表して欲しいものです。by ときめきの貴婦人-
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