[小説]媚薬インクにご用心! まだ見ぬ文通相手に送ったのは発情ラブレターでした。
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あらすじ
「この手紙を読んだ瞬間、これまでのためらいが嘘みたいに全部吹き飛んだんです。フェリスさんに会いたい。触れたい。そんなことしか考えられなくなって――」両親が営んでいた店を継ぎ、インク職人として生活しているフェリスには、5年の付き合いになる文通相手がいる。彼の名はエルナン。旅先で無くしたポーチを郵送してくれたことがきっかけで2人は手紙を送り合う仲になった。フェリスが知っているのはエルナンが3つ年上であることと、地方に勤務する騎士ということだけ。顔を合わせたことも声を聞いたこともないけれど、手紙から伝わるエルナンの誠実さに淡い好意を抱いていた。そんなある日、フェリスはインクの材料を求めて外出した先で〝魔法の粉〟と出会う。勇気が出る魔法のようなものがかけられており、意中の人のことを考えて手紙を綴ると気持ちが伝わるらしい。フェリスは半信半疑ながらもその粉を使ってインクを作り、エルナンに手紙を出すことに。その数日後、彼女の前に頬を赤らめた銀髪の美青年が現れて――?!
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「この手紙を読んだ瞬間、これまでのためらいが嘘みたいに全部吹き飛んだんです。フェリスさんに会いたい。触れたい。そんなことしか考えられなくなって――」両親が営んでいた店を継ぎ、インク職人として生活しているフェリスには、5年の付き合いになる文通相手がいる。彼の名はエルナン。旅先で無くしたポーチを郵送してくれたことがきっかけで2人は手紙を送り合う仲になった。フェリスが知っているのはエルナンが3つ年上であることと、地方に勤務する騎士ということだけ。顔を合わせたことも声を聞いたこともないけれど、手紙から伝わるエルナンの誠実さに淡い好意を抱いていた。そんなある日、フェリスはインクの材料を求めて外出した先で〝魔法の粉〟と出会う。勇気が出る魔法のようなものがかけられており、意中の人のことを考えて手紙を綴ると気持ちが伝わるらしい。フェリスは半信半疑ながらもその粉を使ってインクを作り、エルナンに手紙を出すことに。その数日後、彼女の前に頬を赤らめた銀髪の美青年が現れて――?!
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