【ネタバレあり】軍人婿さんと大根嫁さんのレビューと感想

哀愁があって良いね！

素敵な物語です。
山育ちだけど温かい家庭で育った花ちゃん、都会育ちだけど寂しい幼少期で育ち、そして戦争でどんだけ心が壊れそうになったのかと思う誉さん！
素直な花ちゃん、恥ずかしがり屋の花ちゃん、明るい花ちゃんが誉さんの心を溶かしていく。
誉さんの愛が花ちゃんにどんどん注がれていく様は羨ましい限り。

義父に書いた手紙が又良い、一日千秋の思いで待っているなんと言われたらねぇ。
花ちゃんを駅に迎えに行って再会した場面、軍服にマントの誉さんが包み込むように花ちゃんを抱くシーンが素敵すぎて。
初夜も面白かったけど。蛍の蚊帳の二人がなんとも・・・！縁側の誉さんの色気も素敵。

新居に帰ってきたときに明かりがついていた時のホッとした心の誉さん。花ちゃんが義父を送って行って新居に居なかった時の心痛の誉さん。男ってなんとも寂しがり屋。
花ちゃんは誉さんから絶対離れませんよって言ってあげたい。

三角夫婦の関係もなんか面白いし、かよこ好きだの連発、その割に奥方が冷たいのか嬉しいのか。
湯浅と幾松の関係も男と女って感じで楽しみ。

「海」の歌がなんとも切なかった。私は昼の海までしか覚えとらんかった。夜の海　素敵な歌です。

どうか、皆が幸せでおわる物語でありますようにと祈っています。

komaさんの大大ファン、「雨の日と月曜日」も良かったし、本になっていないのかもしれませんが、ひまわり食堂と窓ふき清掃員の話も本にしてほしい。komaさんの描く男性は大きくて寡黙、女性は小さくて恥ずかしがり屋さん。
そして周りの人々の言葉が楽しいし沁みる。

ほっこり

とっても可愛い2人❤
ちゃんと愛情があって、お互いに思いやるさまが、ほんとにほっこりします。
時代設定が時代設定なので、、このあとも外からのどうしょうもない難関が来るのかも。。。と思いつつ。。

まとまった休暇がとれないと、長く離れ離れにならざるを得ないので、
会えるタイミングを大事にしているさまが、また、可愛らしい

評判がよく、興味をそそられました。時代ものということもあり、純朴純愛で心がときめきました。購読を続けたいと思います。

オススメしたい

田舎の娘、花さんと、都会の軍人、誉さん…。
どちらも優しくて素敵な夫婦です。誉さんイケメンでとても良い男です！

婿さんに幸あれ

お正月休みで帰ってきた婿さんを、雪の積もった中馬ぞりで迎えに行き、帰りは馬から切り離したそりに二人で乗って山を豪快に滑り落ちるシーンには大声で爆笑してしまいました。キッチンで思い出し笑いしたり、もう一度読み返したり・・
婿さんの暗い過去を払拭してくれるような爽快感のあるシーンでしたね。
誉さん、優しさ溢れる花さんやそのご家族と巡り合えて良かったですね。戦争が激化しない事を祈ります。

戦中戦後のお話なので、常に胸は苦しいですが、無骨な都会の軍人さんが田舎の素朴な朗らかな女性と夫婦になるお話です。一話一話は短編です。
軍人さんが田舎に行くことになった経緯が切なすぎて、ちょっと読む手が止まってしまったけど、その後出会う婚家の人々の温かさに包まれて穏やかに幸せになって欲しいと願いながら読んでます

可愛くて尊い話し

孤独で寂しかった婿さんが太陽のように明るい嫁さんと愛を育んで人間らしい感情を持てるようになったお話。婿さんを受け入れてくれる家族も良い!笑える、ほろっと泣ける。大変善い作品に巡り会えた

感情の波が激しい！！(ネタバレ注意)

花ちゃんと誉さんの2人のやりとりを見ているとニヤニヤしたり、かと思えばギャグシーンが出てきてふふっと笑ったり。
単独赴任している誉さんの元に花ちゃんが一緒に暮らす為に、ご両親（お見送り）と電車で向かうシーン。2人が久しぶりに会えた瞬間の場面と花ちゃんのお母さんが離れて暮らさなきゃいけない寂しさで泣いてしまうシーンで私もつられ泣きをしてしまいました。
一気に全話読み、感情があちこちに行ってしまい読み終わった後には疲れたと同時に満足感で満たされました。
続きがとても楽しみです！

ほのぼの夫婦

農家の娘ハナさんと、軍人で背が高くイケメンの誉さん夫婦の物語です。ふたりが素朴でとってもいいです。この時代のわりに、誉さんがとってもやさしいし女性を大切にしますね。やりとりがいちいち優しくほのぼのとしています。

4コマ漫画で、読みやすく、絵もかわいいです。軍人さんが、農家に婿に入り、軍の仕事で離れることは多いけど村に馴染んでいくというほのぼのとした内容です。