5.0
明るくポジティブな副島社長にはかなわない
作者買いです。『この恋は運命じゃない』のスピンオフで、光生のセフレだった副島社長のお話です。仕事を円滑に進めるために特定の恋人を作らず、セフレを5人持ち、(始まってすぐ4人になってたけど)ストレス発散する副島さん。社員にも手を出し、次々と退社してしまうので共同経営者の莉子さんに「外でやってこい」と言われる始末。(莉子さん、サバサバしてて好き)ここまで書くと最低男ですが、決してそんなことはなく、仕事は手を抜かず、セフレたちのことは大事にし、とにかく明るく奔放で可愛い人なのです。欲望に忠実なだけで。
画家である和久井に「俺の作品を使いたいなら、セフレと全部手を切れ」と言われ、真面目に言うことを聞いてる副島さん。
二人の過去、副島さんが恋することをやめた理由など、山田ユギさんのストーリー展開は本当にうまくてさすがなのです。
ホロッとさせるし、ユーモアもあり、セリフ以外にボソッと手書きで書いてあるつぶやきは楽しくて。
学生時代の細身で美しい和久井のほうが個人的には好みですが、ムキムキになった和久井もかっこいい。クールで無口な和久井ですが、ジェラシーを感じる目線、嬉しさを噛みしめる表情がとっても良い!山田先生の描く男子は色気がありすぎです。
セフレDの弘中くんと所長のスピンオフ希望です。
- 2