【ネタバレあり】生贄姫の毒は勇者の愛に溶かされてのレビューと感想

悲劇のオンパレード

なかなかの登場人物とやり方でした
作画はきれいなのに、内容は結構グロいものもありましたが、全体的には◯でした。

お義姉さん

お義姉さんが怖すぎた！優しい人だと思ってたら、実はものすごい闇を秘めてた人で、意外でびっくりした！

毒の研究の為に育てられた不幸な境遇の主人公と、主人公を助けたヒーローの恋の物語。絵がきれいで引き込まれていきました。儚げな主人公ですが人を助けたい強さももっていてとても魅力的です。

無料分23話まで読みました。毒に耐性を持つだけでなく、毒を持つ体になるよう育てられてしまったヒロイン。設定が奇抜だし、最初は面白いと思って読んでいたのですが・・・展開に強引さを感じるのと、あと、23話最後、なぜいきなり結婚する結論へ？？課金して次を読めば繋がるのかもしれないのですが、余りにも飛躍していて、もういいか〜となってしまいました。

えっ

試し読みが結婚するってところで終わっちゃった。
だけど、なんかスッキリしない…
でも、キスもできない想いだけで進むラブストーリーも珍しくと思う。

面白い

毒を取り込んでしまっている身体とはまた新しいパターンですね。触れてしまったら相手を死なせてしまう。好きな人にも触れられないという切ない系。アンジが可愛いので、これから幸せになって欲しいですね。

完読

最終回まで読みました。アンジの境遇がなかなかハードで重く、読むのが苦しかった…。悪役がどこまでも悪役で、見事なほどにクズでした。ラスト4話ほどは駆け足ながら続きが気になって一気読み。この終わり方は賛否分かれそうですね…。以下盛大にネタバレ含む感想なので見たくない方はご注意を


※※※ネタバレしまくり感想※※※

姉が罪を認めて投獄されたところは少し見直したけど、最後の「契約成立」の時のニヤッとした表情が気になってたら…。そりゃそうよね、契約するということは力を渡すということ、アルベールは意図せず不老不死にされてしまい、姉達のその後は書かれてなかったけど、力を渡したからあの牢獄で生涯を終えた…ということかな。

体から毒を消すことができないアンジ、どういう結末がハッピーエンドかと思ったらシぬことだった…うん、まぁそれしかないけど。不老不死になったアルベールは永遠に生き続け、アンジの魂が生まれ変わってくる度に再会と別れを繰り返していく…悲しい終わり方だと思ってしまった。いつか長い未来の先で、この蛇の呪いが解けて2人が穏やかに「普通の人」として生きていける結末がある、と勝手に想像することにします。

可哀想すぎる…

生け贄にするために産み育てられたヒロイン。それだけでも生きる意味を疑いたくなるのに、その身体を毒にするためにずっと毒を与えつづけられるなんて。素直なヒロインがしあわせになることを祈ります。

設定が無理すぎる

体に素手で触っても死ぬし、汗も涙も毒って、お風呂のお湯や洗濯物はどう処理してるのか？
ファンタジーに現実を当てはめようとしてはいけないんだろうけど、余りにも無理がありすぎて違和感で読み進められませんでした。

生贄に毒を入れて大蛇を殺そうなんて、どうしてこんなことを人にできるのかと思いながら読んでいました！！