[小説]理想のヒモ生活

あらすじ

山井善治郎は、現代日本を生きる若きサラリーマン。 ある日の朝。善治郎は突然、恐竜が闊歩する亜熱帯の異世界――カープァ王国に召喚されてしまう。召喚したのは、カープァ王国女王、アウラ一世。善治郎を召喚した女王アウラは、善治郎に「自分と結婚して、こちらの世界で暮らして欲しい」と申し出る。理由は、善治郎が『百五十年前、異世界に愛の逃避行を計ったカープァ王族の末裔』だから。国内の貴族にも、王家の血を引く婚約者候補はいるのだが、彼等を婿に迎えれば、『男尊女卑』の毛色が強いカープァ王国では、女王と王配の間で権力闘争が起きる可能性が高い。 そのため、善治郎に求められることは「できるだけ、何もやらないこと」。その条件は、月平均百五十時間残業の日常に疲れきっていた善治郎には、非常に魅力的な申し出に聞こえた。しかも、アウラは善治郎の好みのタイプそのものの美女。半ば衝動的に結婚の申し出を受諾する善治郎。仕事もせず、爆乳美女と楽しく暮らす「理想のヒモ生活」がいざ始まる!?

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  1. 理想のヒモ生活 11
    理想のヒモ生活 11
    渡辺恒彦 / 文倉十
    必要ポイント:610pt

    アウラはかねてから検討していた「宰相」と「元帥」の役職を置き、宰相にレガラド子爵フィデルを、そして元帥にプジョルを任命した。妊娠中のアウラにとって、国務の負担が減ることは喜ばしくもあったが、望まない方向に国が進みかねない危険性も孕んでいた。また、同時に善治郎も今後のことを考えて公爵位を賜ることになる。国内情勢も大きく変化しつつあったが、アウラは双王国の対応から北大陸への懸念を抱き、善治郎にウップサーラ王国訪問を頼む。フレアの側室入りの交渉に加え、北大陸の様子を直接見られるというメリットはあるが、木造帆船で数ヶ月にも及ぶ危険な航海に出ることは、善治郎にとって受け入れがたい話。そこでアウラは、少しでも安全な航海にするためになんと『瞬間移動』の魔道具を造ってもらおうと提案するのだった。

  2. 理想のヒモ生活 12
    理想のヒモ生活 12
    渡辺恒彦 / 文倉十
    必要ポイント:630pt

    木造帆船での長く危険な航海の末、遂に『黄金の木の葉号』は北大陸に到着する。フレア姫の判断で、一行は『教会』の影響が比較的弱いという、ポモージエ港へ停泊することとなった。久しぶりの陸での生活に羽を伸ばしていると、買い物に出かけていた侍女のマルグレーテが、路地裏で孤児の少年に声をかけられる。なんでも、善治郎たちと同じ宿に泊まっている、ヤン司祭に言伝を頼みたいのだという。「放っておいたら大変なことになる」という少年の言葉を聞いた善治郎は、ヤン司祭に事の顛末を伝え、宿で共に話を聞くことになる。そこで少年が口にしたのは、なんと「『騎士団』がこの国を攻めてくる」という内容だった。

  3. 理想のヒモ生活 13
    理想のヒモ生活 13
    渡辺恒彦 / 文倉十
    必要ポイント:650pt

    長旅を終え、ついにフレア王女の祖国、ウップサーラ王国に到着した善治郎。早速グスタフ王と謁見した善治郎は、大陸間貿易と、両国友好の懸け橋としてフレア王女の側室入りを提案する。しかし、第一王女の側室入りなど当然受けいれられるはずもなく、その場に居合わせた人々から大きな反発を受ける。中でもフレア王女の兄、エリク王子は善治郎に強い敵愾心を抱き、『成人の証』も立てていない男に王女はやれない、と主張する。フレア王女に婚姻を申し込むため、善治郎は『成人の証』を立てるべく、雪の積もる冬の山に獲物を仕留めに向かうのだった――。

  4. 理想のヒモ生活 14
    理想のヒモ生活 14
    渡辺恒彦 / 文倉十
    必要ポイント:680pt

    善治郎と女王アウラは、ルクレツィアから双王国と『白の帝国』、そしてウトガルズの隠された歴史について知らされる。双王国は『白の帝国』の末裔であり、ウトガルズは古の巨人族の自治都市『ウートガルド』と密接な関係があると。看過できない情報に、女王アウラは一刻も早く、双王国のブルーノ先王との密議をこらす必要性を確信する。数日後、善治郎は双王国に『瞬間移動』する。表向きは鍛冶師ヴェルンドへの弟子入りを熱望するマルガリータ王女を迎えるためだが、本当の目的は、秘密裏にブルーノ先王をカープァ王宮に飛ばし、女王アウラとの極秘会談を成立させるためであった。一方、双王国滞在中の善治郎は、エレハリューコ、リーヤーフォンの両公爵から新型双燃紙の礼として走竜の贈与を伝えられる。それを受けてカープァの後宮に帰った善治郎は、女王アウラ、フレア姫と共に後宮の中庭で騎竜術の訓練を始める。その後、双王国が白の帝国の末裔であるという情報を伝えるため、善治郎は単身『瞬間移動』でウップサーラ王国に飛ぶ。グスタフ王とユングヴィ王子と善治郎は秘密裏に会談して情報の共有を図り、『教会』勢力に対するカープァ王国、双王国、ウップサーラ王国の連携構築を図る。その話し合いの最中、緑色の石をくわえた灰色の猫が現れる。「灰色猫は『ウトガルズの使い』だ」。緑色の石はほどけて緑色のプレートに変じたが、そのプレートはウトガルズへの招待状だった。そこに書かれた名前は----。

  5. 理想のヒモ生活 15
    理想のヒモ生活 15
    渡辺恒彦 / 文倉十
    必要ポイント:740pt

    アニメ化企画進行中! シリーズ累計470万部突破の大人気シリーズ。最新巻では女王と側室がバチバチ!? 「迎え撃とう!」善治郎とユングヴィ王子は、神秘のヴェールに包まれた都市ウトガルズへと招かれた。氷原の中にある都市ウトガルズで二人を迎えたのは、ウトガルズの王とも言える代表のロック。ロック代表は善治郎に、一つの依頼をする。巨人族が住む異界『ウートガルザ』への移動手段を確保してほしい、と。交渉を重ねた末、善治郎は独断でその申し出を受け入れる。ウトガルズから帰国を果たしたユングヴィ王子は、父のグスタフ王に自分の第二夫人としてカープァ王国の女性を迎えるよう訴える。カープァ王国と善治郎の価値を認めたグスタフ王は、次期国王であるユングヴィ王子の側妃を南大陸のカープァ王国から迎えることを許可する。一方、北大陸では、『教会』は再三の警告を無視し、自分たちへの非難と独自の「竜の教え」を説くことをやめないヤン司祭をついに拘束していた。傭兵ヤンは救出のために動くが間に合わず、ヤン司祭は火刑に処された。そんなある日、復讐の念に燃える傭兵ヤンに届けられた一通の書状。その書状には「火刑に処された亡骸を、魔法で完全な形に修復し、清めることができる」と記されていた。竜信仰者にとって、火は竜罰の象徴。焼け焦げた亡骸を癒やすことは、信仰上大きな意味がある。書状を信じた傭兵ヤンが、指示に従い向かった先で待っていたのは女王アウラ。女王アウラは傭兵ヤンに告げる。「死体を私のところに持ってくれば、修復してやろう」女王アウラの言葉を信じ、ヤン司祭の亡骸を奪取してきた傭兵ヤン。約束通り、亡骸に『時間遡行』の魔法を施す女王アウラ。その結果は「ヤン司祭の死体の修復」ではなく、思いもよらないものだった。

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    漫画先行

    現在小説11巻を読んでます。元々は無料読みで漫画を読みはまってしまい漫画の先を知りたくて小説を読み始めました。内容がしっかりしていてそれでも漫画の様にサクサク読めるさくひんです。

    • 0

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