[小説]察知されない最強職(ルール・ブレイカー)

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あらすじ

交通事故で命を落としたヒカルは、天界で魂の裁きを受ける列に並んでいた。ほとんどが上の空という行列だったが、意識を取り戻したヒカルは列から外れてしまう。そこで見つけたのは死者が死者をいたぶるといういじめ。腹が立ったヒカルは、いじめられていた青年と目が合い、反撃の一手を与えることに成功する。青年と別れたヒカルは、その機転と、行動力を認められ、明らかにこの場にそぐわない「貴族」ふうの少年に声をかけられる。その少年、ローランドが言うには、「ある頼み事」を聞いてくれれば異世界にあるローランドの肉体に転生させてくれるというのだが―――。

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  1. 察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 11
    察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 11
    三上康明 / 八城惺架
    必要ポイント:760pt

    町に「異世界人」が現れた!? 日本に戻ったのはいいけれど…想定外の事件が続々と! 大人気ファンタジー待望の11巻!日本へと戻ったヒカルとラヴィアを、突然カメラのフラッシュが捉えた。「東方四星」と同じマンションに偶然住んでいた新聞記者、佐々鞍綾乃との出会いである。彼女に撮られた写真を取り上げようとしたヒカルだったが、あまりに記者としてポンコツな彼女が気の毒になり、写真を消すのと引き替えに「隠密」を駆使して彼女にスクープネタを渡すことにする。それは現職の大臣と政治家秘書が絡む、大規模な汚職事件だった。一方、ヒカルと入れ替わりにポーンソニア王国に戻った「東方四星」はポーラと合流するのだが、こちらでも予期せぬ大問題が起きていた。聖ビオス教導国に突如として出現した巨大な山。そこには伝説やおとぎ話として知られていた「ルネイアースの大迷宮」が存在する可能性があり、さらに大量のモンスターが山の外にあふれていた。モンスターを倒すのが急務だったが、国力の衰えたビオスでは対応が難しく、冒険者「東方四星」にも討伐隊として白羽の矢が立った。迷宮攻略にどれほどの時間が掛かるかわからないため、日本に戻ったばかりのヒカルたちを呼び寄せる必要があると判断したソリューズやポーラ。彼女たちは、「世界を渡る術」を使っているいつもの古びた倉庫に向かうのだが、老朽化した倉庫は解体が済んでおり、そのせいで「世界を渡る術」の実行ができなくなっていた。そんなことが起きているなど知るはずもないヒカルとラヴィアは、ポンコツ新聞記者の綾乃に振り回され、汚職の舞台となっている藤野多町までやってきていた。そこでヒカルが出会うのは、科学全盛の日本においてはあり得ないような「神秘の山を守る生き方」に固執している老人と、老人を恫喝している敵対勢力だった。ヒカルは、その不器用な生き方をしている老人を救うべく行を起こす。

  2. 察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 12
    察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 12
    三上康明 / 八城惺架
    必要ポイント:780pt

    「あなたがいてくれてよかった」。いざ、大迷宮へ! 新たな異世界人の正体は? この世界の成り立ちが明かされる…!?想像もしなかったなりゆきで、たったひとり異世界のとある場所へと戻ってしまったヒカル。そこは存在自体が「おとぎ話」とも言われるようなダンジョン「ルネイアース大迷宮」だった。ヒカルをここに連れてきた張本人であるソアールネイ=サークは、今いる場所がちょうど大迷宮の中間であると言い、さらに深く潜れば「魔術の真髄」を見ることができると促すが、ヒカルは日本にひとり残したラヴィアが心配で、地上を目指す。大迷宮は自然を模した巨大空間になっており、ヒカルはそこでさまざまな生き物と宝箱を発見することになる。その大迷宮にはモンスターを討伐するべく獣人王ゲルハルトが先遣隊を率いて乗り込んでいたのだった。しかしその消息が途絶えてしまったためにこれを救うべく冒険者が派遣された。「東方四星」の4人も、ランクAパーティー「蒼剣星雲」、ランクB「キンガウルフ」とともに、援軍として大迷宮へと向かう。迷宮内部のモンスターはゲルハルトが討伐したおかげで多くはなかったが、第6層で、なぜゲルハルトの消息が途絶えたのか、その理由を知ることになる。立ちはだかっているのは通常サイズをはるかに超える大きさのキマイラであり、ゲルハルトはこのバケモノを相手に何日も戦い続けていたのだった。一方、日本に残されたラヴィアは自分のできることをしようと決意する。まず連絡を取ったのはヒカルの知り合いでもある葉月であり、葉月とラヴィアは行動をともにすることになる。日本では日本の、異世界では異世界での戦いが始まった。

  3. 察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 13
    察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 13
    三上康明 / 植田亮
    必要ポイント:820pt

    大人気シリーズ13弾新章突入! ついに真実にたどりつく? 世界が変わる、その先にあるものとは? コミカライズも大好評!存在自体が伝説とも言われている「ルネイアース大迷宮」が復活した。その第37層から脱出してポーンソニアの王都に戻ったヒカルはポーラと合流できたが、日本に残されたラヴィアに再会するために発動させた「世界を渡る術」は、失敗してしまう。そんなヒカルたちの前に現れたのはマンノームの3人組。彼らはヒカルとポーラをマンノームの隠れ里へと案内するのだが、その里は外界から隔絶された大洞窟の果てにあった。マンノームは「ソウル」のエネルギーを利用してきた一族であり、「魔力」の利用は最小限にとどめるべきと主張していた。「世界を渡る術」はサーク家の魔術、つまり大迷宮の復活によって妨害されているらしかった。ヒカルはその妨害を阻止するために新たな戦いを挑むのだが…。一方、「ルネイアース大迷宮」に大きな動きがあった。ソアールネイ=サークによって、大迷宮が周囲の魔力を莫大に消費し始めたのだ。これは「ソウル」の真理を追究するマンノームも感知するところとなり、大騒ぎになる。このまま魔力消費が続くと世界のバランスが崩れるといい、その「ソウル」と「魔力」の争いこそがマンノームとサーク家との争いの歴史でもあった。ヒカルは状況を確認するべく、マンノームの里を抜け出して迷宮のある聖都アギアポールへと向かう。そこで見たのは、宙に浮かぶ巨大な島……「大迷宮」が空中に浮かんでいたのだった。「ルネイアース大迷宮」が「世界を渡る術」の発動を妨害しているのならば、ヒカルはなんとしてでもソアールネイに会って、妨害を阻止しなければならない。そしてラヴィアとの再会を果たすのだ。ヒカルは教皇ルヴァインやアインビスト軍副盟主のジルアーテと協力しつつ浮遊島となった大迷宮へと渡る手段を探すのだが……。

  4. 察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 14
    察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 14
    三上康明 / 植田亮
    必要ポイント:780pt

    「再会」に立ちはだかる壁とは? 時空を超えた二人の運命は? 大人気シリーズ最新刊! 大迷宮が空を飛ぶ!?「再会」に立ちはだかる壁とは? 時空を超えた二人の運命は? 大人気シリーズ最新刊! 大迷宮が空を飛ぶ!?日本に取り残されたラヴィアと離ればなれになったヒカルは、ソアールネイ=サークをつかまえて「世界を渡る術」がまた使えるようになるよう要請するつもりだった。だが彼女のいる「ルネイアース大迷宮」は空へと浮かび上がり、ヒカルは大迷宮に侵入する手段を求めてポーンソニア王国へと戻った。一方、ラヴィアは「世界を渡る術」のための魔力結晶を手に入れたのだが、騒音が大きいこの魔術を実行できる場所を探していた。新聞記者の日野に相談すると、彼が手配してくれたのは国立大学の研究施設だった。ラヴィアと「世界を渡る術」の存在を科学者たちに知られることになってしまうが、ラヴィアはにとってはヒカルと再会すること以外に重要なことはなかった。また、ヒカルはポーンソニア王国で、女王クジャストリアの目の前で火龍を呼び出すことに成功する。ヒカルはかつてこの火龍の背に乗って空を飛んだことがあった。火龍は人の世には干渉しないと言って協力を渋るのだが、最後は折れ、ヒカルに空を飛ぶためのアイテムを与えた。火龍が再出現して大混乱に陥るポーンソニアの王都で、ヒカルは「東方四星」の4人と合流する。「ルネイアース大迷宮」に再度挑むことはあまりにも危険であり、「東方四星」を巻き込みたくないヒカルだったが、4人は絶対についていくと言い、結局、ポーラも含めて6人で空を飛ぶ大迷宮へ挑むことになった。その間にも「ルネイアース大迷宮」は北へと向かって空を進んでいるのだが……その先になにがあるのかと言えば、それは「マンノームの里」だった。ソアールネイは憎い敵が住む里の位置を知り、迷宮ごと移動しているのだった。里から抜け出していたマンノームのグランリュークとヨシノは、「ルネイアース大迷宮」の接近を伝えるために里へと戻ったのだが、危険を察したマンノームの里にも大きな変化があり、そこには初めて見る高い塔がそびえ立っていた。ふたりは大迷宮の報告をすることも許されず、里のはずれに幽閉されてしまう。

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