[小説]セブンス
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あらすじ
女神を崇め、剣と魔法が存在する世界で、領主貴族の嫡男として生まれたライエルは15歳で家を追い出される。理由は――妹のセレスに敗北したから。過去には天才、麒麟児ともてはやされ期待されたライエルだが、セレスによって屋敷では徐々に冷遇され軟禁生活を送っていた。傷ついたライエルは、屋敷の庭に住み込む老人に助けられ、宝玉のついた首飾りを受け取る。老人が先代――ライエルの祖父から預かっていた、【アーツ】が記録された青い玉は、ウォルト家の家宝とも言うべき物だった。歴代当主七人のアーツが記録された宝玉を託されたライエルは、それを持って屋敷を去るのだった――――。
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女神を崇め、剣と魔法が存在する世界で、領主貴族の嫡男として生まれたライエルは15歳で家を追い出される。理由は――妹のセレスに敗北したから。過去には天才、麒麟児ともてはやされ期待されたライエルだが、セレスによって屋敷では徐々に冷遇され軟禁生活を送っていた。傷ついたライエルは、屋敷の庭に住み込む老人に助けられ、宝玉のついた首飾りを受け取る。老人が先代――ライエルの祖父から預かっていた、【アーツ】が記録された青い玉は、ウォルト家の家宝とも言うべき物だった。歴代当主七人のアーツが記録された宝玉を託されたライエルは、それを持って屋敷を去るのだった――――。
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冒険者となったライエル・ウォルトは、元貴族の少年だ。ウォルト家の家宝である“青い宝玉(ほうぎょく)”には、歴代当主たちの記憶が蘇り、ライエルに自分たちの“アーツ”を教え、助言をくれる……一方で、七人の歴代当主たちは、騒ぎ、怒鳴り、罵倒を繰り返す。ライエルにとって宝玉は、まるで呪いの道具であるかのようだった。そんなライエルに厳しい歴代当主たちだったが、盗賊団一行を捕縛した事でライエルを徐々に認め始めるようになる。特に領主貴族ウォルト家の祖――初代バジル・ウォルトは、ライエルに対して歩み寄りの姿勢を見せていた。初代当主は竜殺し――ドラゴンスレイヤーであり、辺境の蛮族を腕一本で従えた猛者。やがてバジルとライエルは、互いに理解を深めていく。バジルの思いを知るライエルは、いったい何を思うのだろうか……。
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冒険者として迷宮討伐に参加する事になったライエル一行は、ロンドパーティーと協力して迷宮討伐に挑む。しかし、ライエルが想像していた以上に迷宮討伐は問題が山積みだった。指導期間が終わりに近付く中、助言をしてこないベテラン冒険者のゼルフィー。数百人という迷宮討伐のための人員の中、実際に迷宮内へ入るのは五十人程度なのに、その五十人のほとんどに先回りや妨害を受けて迷宮討伐に苦労するライエルたち。しかもギルド職員までも敵に回してしまい、ライエルたちは窮地に追い込まれてしまう。迷宮よりも、迷宮からわき出る魔物たちよりも、同じ迷宮を討伐するという目的を持つ“仲間”であるはずの冒険者たちに苦労させられるライエルたち。このままでは初期投資すら回収できず、迷宮で宝箱の回収や魔物との戦闘も経験できないまま終わりを迎えようとしていたのだが――――。
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新たに仲間を加えたライエル一行。アラムサースで仲間にしたのは、ミランダ、シャノン、ポヨポヨ(仮)の三人だった。どんな場面でも活躍する優秀なミランダ。古代人が作り出したメイドロボであるオートマトンのポヨポヨ。魔眼という凄い能力を持ったシャノン。この三人がいればアラムサースで大活躍も可能――な、筈だった。そう、筈だった、のだ。ライエルの一番になりたいと公言したミランダは、パーティーの人間関係を壊してしまう。ポヨポヨはノウェムの事を女狐と呼んで敵対心を抱いていた。魔眼を持っているが、ソレを活かしきれないシャノン。シャノンに関しては、ライエルを「ヒモ野郎」と罵る始末。新しい仲間を加え、新たなパーティーで大活躍するはずが、連携も取れなくなりボロボロになってしまうのだが……。
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アラムサースを出てセントラルに到着したライエル一行。ミランダとシャノンの実家であるサークライ家に招待された。屋敷で当主――二人の父親であるラルフ・サークライと面会する。だが、ライエルが言われたのは娘を置いていって欲しいという願いだった。父親として、ライエルのような男に娘を預けておけないというラルフ。それを認めないミランダと喧嘩になりそうな中、現れたのは――【リオネル・ウォルト】。宮廷貴族ウォルト家――同じ一族の男子だった。初代バジル・ウォルトが独立してから伯爵家にまで上り詰めた領主貴族であるウォルト家は、元を辿れば宮廷貴族の出身である。当然、王都セントラルには宮廷貴族であるウォルト家が残っている。サークライ家の次女と恋仲であるリオネル。ミランダとシャノンを抱えてしまったライエル。年齢も近く、そして同じ青髪青目と似ている二人なのだが―――。
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王宮貴族の企みを潰しグリフォンを討伐したライエルたちは、事実が隠されることがないように、先んじて王都に噂を広めていた。王宮貴族たちはサークライ家に責任を押し付け、追い詰められたラルフは、グリフォンの死体を引き渡すようにライエルを呼びつける。ライエルは「成長」の影響でハイテンションになっている真っ最中だったが、交渉は想定どおりに進み、ラルフから大金を巻き上げることに成功する。一方、街で情報を集めていると、王太子が隣国の姫との婚約を破棄したという噂を耳にする。しかし、王都の住民は何故かそのことに違和感を抱いておらず、平穏そのもの。王都に漂う嫌な雰囲気を警戒していたライエルは、婚約破棄された姫君・リアーヌに会い、この国の異常の原因を語られる。リアーヌが挙げたのは、ライエルの因縁の相手。ライエルを屋敷から追い出した妹・セレスの存在だった――。
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ザイン攻略の鍵であるセルマを手に入れたライエル一行。だが、チャンスはあっても戦争をするための兵力が心許ない。ダンジョンで稼ぎもするが、これからを考えるとどうしても支援者が必要であるという結論に達する。そこで、ベイムでも指折りの大商人であるトレース家の依頼に目を付ける。商船の護衛を引き受け、トレース家に近付くライエル。船長のヴェラはトレース家の長女で、当主のフィデルからも溺愛されていると知る。歴代当主たちはヴェラの籠絡を指示するが、乗り気になれないライエルは失敗を繰り返してしまう。結果、そのことがノウェムたちに知られ、問い詰められることになる。事情を話すと、アリアたちが呆れてしまう中、ミランダは激怒する。「遊びじゃないんだから本気でやれ」仲間たちのサポートもあり、困惑しながらもヴェラにアプローチするライエルなのだが------。
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みんなのレビュー
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面白いです
ヒーロー文庫で始めて読んだ作品です。
設定もいいし宿敵が主人こうの実妹というのも、珍しいと思いました
戦闘も迫力あるしヒロインたちも魅力的なんだけど、万人受けしないのか
続刊も出ないしコミカライズもない
残念ですby ショウ 1983- 0
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4.0