みんなのレビューと感想「君と運命についての話がしたい」（ネタバレ非表示）

異色のオメガバース

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主人公がΩでもαでもなく、β。しかも、β同士のＣＰ。これはかなり異色。ヒートも運命の番も関係ない、ただお互いが好きというだけ。世の中の仕組みから外れる事の怖さをジリジリと考えさせられる。当事者ならなおさら。

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終始β同士の話が珍しく思い読みました。
こういう人達(キャラ)も居る、と思えてオメガバースの世界が広がりましたが、不確かな思いをお互いに確かめ合う姿は二次性の無い世界と何ら変わらない…α・Ωの世界だからこそ特別なのかな…？

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第二の性に翻弄される2人の物語です。
β同士でも、好きだから一緒にいるっているのがとても素敵だなって思えます！

周囲は優しい人ばかり

オメガバースではα、Ωの話が一般的ですが、こちらはそんな世界でβのカップルが、不安や葛藤しながら、お互いを理解していくお話です。
βカップルからの視点で描かれていて、新鮮でした。

高校生の時、性別診断で自分たちαとΩだったら運命の番だったかもしれないのに、お互いβ同士だった。
強い繋がりも無い、ずっと気持ちは離れないという確信もない、そんなβカップルの10年間。

何度か絡みはありますが、エロさはなくあっさりしています。