キネマキア
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あらすじ
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】恐怖開幕 決して一人では読まないでください。 ホラー映画を愛する黒澤竜胆が託された一本のフィルム。収められていたのはホラー映画界の巨匠・スカイの未完成作品「オノオトコ」。そこには忌涅魔(キネマ)と呼ばれる映画の化身が封印されていた。本物の化物(クリーチャー)で最恐のホラーを撮りたい竜胆は封印を解くための戦いに飛び込んでいく!!
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みんなのレビュー
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豊富なオマージュ
ざっくり言うと、ホラー映画の巨匠を志す主人公が、有名ホラー映画のキャラクターたちとバトルする漫画。
私はまあまあのホラー映画ファンなのだが、ちょっとホラー映画に詳しい読者なら、元ネタはまず間違いなく知っているレベルのラインナップである。
著作権の都合上、作中でタイトルなどは変えてあるが、取り上げられているホラー映画は、「IT」「キャンディマン」「エルム街の悪夢」「チャイルドプレイ」などなど。
漫画の随所に元ネタへのオマージュがあり、ホラー映画ファンとしては、普通に読んでいるだけでも楽しい。
当然、作者自身も相当なホラー映画マニアであることが推測されるが、作品の方向性としてはそこまでマニアックに走ることはなく、このあたりは、よくも悪くもある程度、一般読者にも通用し得る内容になっている。
主人公は少年漫画の典型的なヒーローでは全くなく、いわゆる芸術家気質というか、「地獄変」的というか、善も悪もなく、あくまで映画を撮ることが最優先、というぶれない信念のもとに行動し続けるズレた男なのだが、「俺のカメラにガキの死ぬシーンはいらねえ」と子どもを命がけで守るなど、ちゃんとヒーローをやっていて、なかなか巧みに作られているとも思った。
ただ、バトル漫画という側面で見ると、バトルそのものの工夫やインパクトはちょっと乏しいような気がして、そういう部分の物足りなさは感じた。by roka- 3
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