【ネタバレあり】食糧人類Re: -Starving Re:velation-のレビューと感想

前作も衝撃的で辛かったのですが、今回は周りの人間がおかしくなっていて、主人公が置いてけぼり状態のためさらに読んでいて辛い。

洗脳は怖い

自分が出荷されることを喜んだり食べられることを拒否した人への仕打ちなど洗脳された世界観に嫌悪を感じながらも続きを読んでしまいます
自分の出荷の日が近づくと恐怖にとらわれるのは洗脳されても死への本能的な恐れからは逃げられないということでしょうか

。

何話読んでも 気持ち悪いシーンが多い…
のに、凄く気になってしまって沢山読みました！
面白いです！！！

最後が良かった。

最初はただ気持ち悪い謎の生物がひたすら出てきたのが苦手だったけど、そこを我慢すれば友情物語でラストもすごくいい終わり方だった。

前回の話のパラレルワールドかと思ったら、宇宙人が次善の策を用意していた近未来の話だった。
宇宙人により洗脳された人類。
そんなすぐに全人類を洗脳なんて出来ないだろ
って思うけど、考えてみたら日本国民は戦国時代もそうだし明治大正昭和の初期は、主君のためにお国ために戦って死ぬのは名誉だと思ってたいた。

神を作って与えた方が、人間を支配しやすい。その神に生け贄をだす。考えさせられた。

とっても

恐ろしい漫画。絵もグロテスクだし。
未来の世界で人がたくさん死ぬのをみてると、いつかはこんな時代が来るのかと恐ろしくなりますね。。。

何故か読んでしまう。

めちゃグロくて気持ち悪いです。天人と呼ばれる存在の造形もよくもまぁというくらいグロいです。それなのについつい見てしまうのは、作者の力なのでしょうね。それと絵の美しさかな。

前作が

いまいちだったかなーと思っていたので、あまり期待はしていなかったのですが、予想外に面白かったです。
同調圧力に支配された社会の描写が、現実に対して皮肉が効いていると思いました。

ネタバレ注意

このような展開になるとは、全く想像していませんでした。

また続編も出てきそうな、このまま終わりでいいような、読んだ後に、長編映画を観たかのような爽快感さえありました。

グロい表現もありますが、それを凌駕する内容展開に引き込まれました。

後半になるにつれて、その登場人物それぞれの背景や想いも丁寧に描かれていて、どの人物にも共感すべき所があり、涙ながらに読みました。

スケールが非常に大きくて、考えさせられる、そんな作品でした。