【ネタバレあり】ロマンチック・ラメントのレビューと感想

オメガバース系の作品で1番好きです
重めな話が好きな人、こじれけいが好きな人に特にオススメしたい！！！

絵が綺麗

このお話のスピン・オフであるロマンチック・エレジーを読んでいたら
コメント欄にラメントのことが出て来て
先ずはそれを読むのが先決だと思い探して読み始めました。

作者である左藤さなゆき先生の作品を読むのは初めてでしたが、
とても絵が綺麗で大学生である主役二人のファッションも
それぞれの個性が出ているし、好きな服装でした。
作品の中には人物たちの服装がなぁと言うのが時々あって、残念に思うこともありますが、
左藤先生の人物像はその辺りもきちんと描かれていて、とても好感が持てました。

オメガバースのお話は勿論想像上の事ですが、割と好きなジャンルで
今までは「運命の番」という会った瞬間に一目でお互いが惹かれ合い求め合い生涯を共にする。
そんな関係がとても神秘的で心がときめく様な気がしていたけれど、
このお話に出てくる旭のように、どんなに愛していようと、どんなに長く付き合っていようと、どんなに堅い約束をしていようと、自分の相手に「運命の番」が見つかってしまえば、信じられないほど呆気なく別れが訪れて、
今までのどんな事もただの想い出になってしまうんだと思うと、余りに理不尽で初っ端から胸が痛くなりました。

主人公である旭は大好きだった誠臣(まさおみ)と二十歳になったら番になる約束をしていたが、
高3の時、自分の目前で誠臣に自分の幼馴染が「運命の番」だと告げられ、
それこそ目の色を変えてその相手を抱きしめているところに遭遇してしまいます。
そこで誠臣が旭の手を振り解くシーンがあるが、今まで繋いでいた手をパッと突き放すように振り解くところは、可哀想過ぎて鮮明に脳裏に焼き付いています。

お話は旭が二十歳の誕生日を迎え、本来なら誠臣と番になろうと約束していた日に、
誠臣に似ている男性とワンナイトしてしまいます。
酩酊していて全く覚えていない旭はホテルで目覚めますが、昨晩の痕跡が累々と残っているのを見て唖然とし、
その場から逃げ出してしまいます。
翌朝大学に行くと昨晩の相手がいて、その人が煌臣(あきおみ)といい旭を捨てた誠臣の双子の弟だという事を知ります。
そして・・・

絵もお話の内容もとても綺麗に作られているようで、速攻課金してしまいました。
この先、二人がどのように関り恋になっていくのか、また誠臣が出てくるのかも興味を持ちながら読み進めたいと思います。
楽しみです。

これまで、運命の番とはどうしょうもなく互いに惹かれ合い番うことが必然的、というものばかりでしたが、自分を傷つけてでも運命の番のフェロモンに抗い旭を愛する思いを貫き通す煌臣、ステキすぎます。

アルファとオメガ、運命の番…そんな縛りがあるストーリーが多い気がしますが、「運命」に抗って「自分の意思」を貫いて結ばれた煌臣と旭のストーリーに引き込まれました。

ふたりの思いの深さが素敵でした

恋愛もの、特にダイナミクスのあるお話を読んでると“運命”って割とよく聞くけど、運命だけじゃ片付けられないものも確かにある。
その辺を深くほりさげて上手く表現してある神作だと思います。
もっと連載を続けて欲しいです。

元カレの双子クソだな

オメガバースの内容は結構運命の番は綺麗な物語的な話が多いけどこれは特に最初の所は最悪。双子の兄弟で元カレの双子はクソだったけど今彼の双子はきちんと自分の気持ちに正直ででも運命の番の吸引力に怯える主人公が見てて辛くてちゃんと幸せな最後になって欲しい。無料で読める所までは全部読みたい。

素敵

あきおみふぁカッコ良すぎでしょう！旭、本当にあきおみと出会えてよかったね。2人が運命の番に翻弄されないで幸せになれてよかった。

大好き

オメガバース苦手意識あったけど、こちらの作品は何度も読んでいる。ビジュアルが最高で、なんといってもあきおみがかっこよすぎて、大好き。

男前

あきおみ！男前で最高です！旭の心をドンドンとかしていって、運命よりも、本物の恋を信じさせたあきおみかっこよすぎ！

繊細な物語

運命の相手という設定はよく見かけるものの、恋人が目の前で運命の相手を見つけてしまうという悲劇的展開ははじめてみました。その後別れ、双子の兄弟と成り行きでつきあうことになるのですが、その後の展開がすごく良かった！みんな幸せになってくれて良かったです。読後感もよい作品です。