みんなのレビューと感想「ファサード」（ネタバレ非表示）

ファンタジーですがそれだけじゃない

かれこれ30年位前から篠原先生の作品に魅了され、でもなかなか書店では見つからないことも多く、めちゃコミで読めてうれしいです。
土台はファンタジーですが、1話ごとに歴史ものであったり、SFであったりと、ジャンルが多岐にわたるので、同じ作品ですが、違う作品のようでもあり、面白いです。
篠原先生の別の作品のキャラクターが出てくることもあり、何でもありの中でも、篠原先生らしい世界観で、心温まる作品です。

おもしろい

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自分が何者なのか、何故こんな状態なのか、全くわからない主人公が、いろんな時代をランダムに移動し、歴史や人との関わりを続ける不思議なお話です。でもそのたくさんの出会いと別れが、たくさんの人の心に残るステキな漫画です。

SFファンタジーになるのかな

一人の体に複数の人格(？)を持つ男性ファサード。「ファサード」とは建物の正面の意味。人格が変わるたびに体も変化する。何故こんな体なのか、記憶もないまま時空を旅し、様々な人と出会う…　設定はSFファンタジーですが、人の優しさや争いの悲しさが描かれ、ファサードもただのストーリーテラーではなくガンガン関わってきます。時にはめちゃめちゃ可愛い生物も現れますが、とにかく篠原先生は可愛いモフモフした生物を描くのが上手い！かなり長期に渡っている作品ですが、篠原先生ご自身の優しさと可愛さが詰め込まれています。