【ネタバレあり】カッコウはまだカゴのなか【電子単行本】のレビューと感想

父親であろうとしすぎるから、ややこしくなってるんだと思う。地の繋がりの無い全くの他人なんだから恋人として支えてあげれば問題ないと思った。

ハッピーエンド

物は言い様というか、捉え方の問題で。
方向性としては病み系に持っていこうとしてるけど、私には『監きんされてた男の子を、警察官の男が救いだして、身寄りのないその子を引き取って一緒に暮らす。互いに惹かれ合い、ハッピーエンド。』
っていう話にしか思えなかった。
無理矢理お父さんになんてなろうとするからなんだかおかしなことになってるだけで、普通に恋人でいいんじゃないの？
かごのなかに閉じ込めておきたいっていう感情も、まあ恋人に対して抱く独占欲の範疇だし、別に鎖で繋いだりして酷いことしてるわけでもないし、受けの男の子も幸せそうだし、ただのハッピーエンドにしか見えないのに無理矢理暗い話にしようとしてるのがなんだか、という感じ。

支部の試し読みから気になってイッキ読みしました。紗良は幼い時に異様な環境に居たせいか“常識”に囚われてない思考の持ち主。そんな紗良を養子に取った優也は紗良の行動を理解出来ずにいた。そんな彼がなんやかんや危ない目にあってる事が引き金に優也は隠してた“異様”な本心を紗良にぶつける。読む人によってラストがハッピーなのかバッドなのか分かれると思う。あとめちゃコミはエチエチなシーンは結構遮られて？隠されて？いる。