美しいこと

  • 完結

あらすじ

別れた女の服を着て、夜の町を歩き男の視線を浴びる快感にはまった松岡。ある夜、行きずりの男に乱暴された松岡を救ったのは、会社の冴えない先輩・寛末だった。 不器用でトロいと悪評の寛末だったが、その純粋な愛に惹かれた松岡は「女装」のまま逢瀬を重ね、ついには恋の告白を受ける。もう会わない。もう会えない――。初めて知った自分の想いに、松岡は…?叶わぬ愛の苦しさと美しさを描いた木原音瀬の最高傑作、若手実力作家による待望コミカライズ!

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ユーザーレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    超・有名作品のコミカライズ

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    まさかの女性漫画に分類されてました。
    原作はBL小説です。

    このコミカライズの原作者は木原音瀬という作家で、BL界隈で"綺麗事ではない話"を書かせたらトップ3を争うくらいの方です。
    都合の良いハッピーエンドは殆ど無く、読後暫く心を引き摺られる物語を多く書かれています。
    原作の挿絵は日高先生でした。
    その印象が強かったのですが、犬井先生も良い!特に寛末さんのくたびれた感!

    では感想です。
    ストレス発散の女装で痛い目にあった松岡を助けてくれた寛末。
    その人の良さに誘いを断れず会ううちに松岡は惹かれていきます。
    でも真実を告げた時、あんなに好きだと言っていた廣末の反応は拒絶でした。

    美しい人に恋をする。
    内面を知り愛に変わる。
    この事は全然間違いではありません。
    どんな姿になっても君なら愛せる、と寛末が言ったのは間違いなく本心でしょう。
    しかし"男"である事実は受け入れてくれなかった。思考になかったから。
    読んでて辛いですが、現実世界ではこれがテヘロの当たり前な反応なのですよね。

    6話までが一巻です。
    高いように感じますが、1話ずつが長いので決して高くはないです。
    単行本と変わらないですよ。

    原作の小説はもっと心理描写が細かく書かれています。
    そして下巻は更に辛くて苦しくて、もっとぐちゃぐちゃして心が痛くなります。
    都合の良い経過はありません。
    しかし何故か何度も何度も読んでしまう。
    これが木原音瀬ワールドなのです。

    • 34
  2. 評価:5.000 5.0

    素敵なお話だと思います。

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    分類はBLになるのでは?

    でも、私が今まで読んできたBLとはちょっと違います。
    お互い女性が好きだったのが、お互いの事を知っていくうちに惹かれていく。でも、正直、それが恋愛なのか分からない。
    それは本当に正直な気持ちだと思います。
    好きな気持ちも本当だと思う。
    心の奥底にある本当の気持ち、それは自分で見つけ出さない本物にはならない、でも、それを本物だと決めてしまう自分に自信がなく、誰かに言ってもらいたい(誰かのせいにした)そんな2人の葛藤が、凄く良く表現されていると思います。

    最後の松岡の号泣は何とも言えません。私まで号泣してしまいました。

    中途半端な終わり方にも思えますが、多分このまま2人は上手くいくと思います。でも、それまでにはそれからも、紆余曲折色々な事があると思うのです。だから、それは読者の心の中で、幸せな2人を想像してあげるのが良い事だと思いました。号泣する松岡にそっと添えられた手が全てを語っているようでした。

    • 6
  3. 評価:4.000 4.0

    2007年?のBL小説が原作

    ネタバレ レビューを表示する

    (6話配信時点のレビューです)

    ワタクシ大号泣の大好きな話が原作です
    良い年した腐女子なら知らない人いないだろってくらい有名な話です
    それがBLCD、舞台にもなったのに15年近く経ってやっとのコミカライズ
    なのに女性漫画に分類されてるだなんて、確かにBLにとどまらまい名作だけどちゃんと肌色の「そういう」シーンもあるのに大丈夫か?

    絵の方は日高ショーコさんの松岡と廣末のイメージがあるので多少の違和感ありましたが綺麗な絵柄なので問題なく読めました
    廣末の地味リーマンさ、松岡のカッコよさ、江藤葉子もちゃんと美しい女装男でした笑
    ただ他サイトのレビューでも見たし読んでても思ったけどエピソードをいくつか削ったり変えたりしてあります
    でも上手にまとめてあると思います

    ただ☆4つにした理由は、松岡です
    松岡が廣末を好きになる心の推移、廣末に好きだと伝えるまでの葛藤、江藤葉子のヒミツを伝える場面、伝えてからの心の痛み…ちょっと弱いなぁ
    イマイチグッとこない 説得力足りない
    まぁ松岡はこの先どんどん可哀想になるので今はコレで良いのかなぁ
    そして「優しくて良い人」廣末の優柔不断さと自分勝手なクズっぽさが顔を出し始めましたね
    それと葉山がイメージと違うかなぁ
    どうしても原作有りきの見方しかできずすみません

    過去、大号泣した私を漫画でも号泣させて下さい!
    そして後日談のオマケSS「愛すること」まで描いてくれると嬉しいなぁ
    本編だけでは本当には廣末を信じられず読者は不安になるでしょう
    真のエンディングは「愛すること」なので笑

    そしてタグ!変じゃない?
    ダーク…は多少あるかもしれないけどバトルはないし日常も崩壊しませんよ!

    • 6
  4. 評価:5.000 5.0

    揺さぶられる

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    BLというジャンルを好んで読んできたわけじゃない。ただ何となくあらすじに惹かれて読んでみたら悪意の無い嘘から始まってしまった純愛の戸惑いや、憎しみや、尊敬や愛情‥深い深い愛の話しだった。女性コミックはある程度の年齢層になるとキャリア、結婚、不倫 テーマが限られてきて同じような内容が溢れていてストーリーを劇的にするために過激な邪魔者が現れる この作品にはみんな当たり前に生きている人たちしか登場しないことがより一層リアルで胸が苦しく切なくなった。心が揺さぶられる作品。

    by 匿名希望
    • 4
  5. 評価:5.000 5.0

    未完でリアルさ激増し!

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    そうだよね。
    全く別人になる開放感。しかも自分が誰もが振り返る程の別嬪さんと来たら優越感が相乗されて癖になるよね!

    一目惚れの相手をひたすらに、純粋に本気で好きになって、それが男だと知った時の絶望感っ!
    クチが効かず、その最強の笑顔に虜にさせられた女性が男声を発して自分を罵倒し「受け入れろよ!」とほざいたところで許容範囲の次元が違うよねー

    どっちの気持ちも正しく、すれ違いは仕方がない…

    時間が経っても忘れられない2人が正直に心をぶちまけて、寄り添う結末なのか、決別する未来なのか…

    「未完」は正解だと思った。

    • 1

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