【ネタバレあり】[小説]将軍閣下は不治の病(自称)【イラスト付】のレビューと感想

異世界(日本ですよね、おそらく)からやってきたヒロインと自称病弱ヒーロー。
お互いがお互いを大事に思いやるのが素敵です。

悲しい記憶をなくした上で改めて思い知らされるヒーローに涙しました。

異世界に行ってしまうジャンルは敬遠していましたが作者買いをしました。
色々な要素が入り交じった奥行きのある作品だと思います。
女王様の女王様っぷりが良いですね。「私がすみれと言えばすみれなの」発言、好きです。

正にデコとボコって思いました

異世界だったり、貴族世界者が大好きで、今回は不治の病の筈の国民的英雄の下に、何故か女王命令で何の特技もないヒロインがお嫁に行きます。政治的意味があるのですが、実は結構振り回される事になります。
そのなかでもヒーローのささやかな気遣いだったり言葉だったり、どんどんヒロインは堕ちて行きます。ヒロインも無茶苦茶な結婚生活にむしろ快適を見出し、そんなヒロインをヒーローは好きになります。筋肉愛が2人の距離を縮め、強固なものにします！！この２人で良かったですね〜。
ま、そんな現状を受け入れていたため、ちょっと誤解も生じますが笑。そして猛省するヒーローが可愛いです。番外編でも病気に成る程後悔するヒーロー。かわいすぎ。
現代感覚(パジャマ派よね！)の元陸上部なヒロイン故に、ヒーローとピッタリあっていたと思います。
個性的な脇役も光ってます！ヒーローが早目にヒロインメロメロになるのでストレスは小さかったです。