あらすじ

20×5年――国は少子高齢化対策として、ある極秘プロジェクトを立ち上げた。それは健康な子宮をもつ犯罪者が、子供を産めない夫婦に代わって、母体を提供することで罪を償える代理母出産だった。夫の浮気相手の子供を誤って殺してしまった倉田菜美子は、死刑判決を受け刑務所に…。しかし突きつけられたのは「死刑」か「代理母」になるかの選択肢だった。新しい生命を産む楽園の刑務所…だがそこで菜美子を待ち受けていたのは――!?

みんなのレビュー

5.0

2025/10/09 4:12 NEW

極刑か代理母か究極の選択

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少子化である今とても考えさせられる話でした。
⚪︎刑囚の中に冤罪があるということから始まり、本人はそれに気付かずひたすら償いたいという気持ちになっている。子どもが欲しくても産めない、授かれない夫婦はたくさんいるので、⚪︎刑囚が代理母になるか選ぶというのは良いと思う。でも⚪︎刑囚の集まりだからなのか、怖い。裏で何を考えているかわかりません。署長？みたいな人が⚪︎んだことにして逃してくれたけど、自分の寿命や息子のことがなくても同じことをしたのかと思うと疑問です。
顔を変え別人として二度目の人生を歩み始め、虐待の子を息子として育てることもでき、このまま幸せになるのかと思いきや、息子は実母のもとへ。1人になった主人公はまさかの抜け出せた場所へ自ら戻り立て直しを図る。強い女性です。報われる未来になってほしい。冤罪、復讐、母性、純愛など色々考えさせられる話です。

by S⭐︎K
- 0
5.0

2025/02/06 13:25

エロ漫画ではなかった。

ちょうど仕事をクビになったので、クビになった会社と重なる部分があり、おもしろく読めました。
SM風なのかなと思って取り敢えず読んでみたのですが、男社会、女性が生きていくこと、カネのこと、貧困のことが入っていて社会的なことのマンガだなと思って読みました。
無職なのに課金してしまった😭

by ぷ2
- 13
5.0

2025/07/17 20:01

当初の予想よりも壮大な物語でした

人物一人一人が過去を抱え、それぞれに苦しんだ時間を過ごしていた。
それでも、その一人一人に対して2時間ドラマ的に妙な同情やエセ救いを与えることなく、現実感ある最期を描いているところに、まず、好感を抱きました。
それを踏まえて、代理母という立場、しきゅうを借りただけの子どもという関係の中の強い絆に、深い感動を覚えます。
人生の最後に思う相手が、お互いに、代理母と産んだ子だった。
犯罪という概念、倫理や命と向き合い、更に、コ〇ナワクチン接種者の未来の姿を描いたような「不妊」。
今後起こり得る地震、自然災害が、まるで浄化を意味するように締めた最後の場面まで、深いドラマでした。

by マノアの滝
- 5
4.0

2020/10/02 22:43

フィクションでないと怖い

少子化対策として、代理母出産の生きざまにたいし女性の体を物として扱い、またもや虐待で子供の命を奪う。
深いマンガ
ものとして扱う事で女性の精神的ストレスで自殺が多発。
子供は希望する親のもとへ。
時期が来たらまた代理母出産
所長も癖がある。もしかして産めない体の可能性？
外国人と一緒に脱出するのか？
女性なら起こりうる裏切りや妬みが入って面白かった

by 匿名希望
- 4
5.0

2025/10/08 17:32 NEW

あらゆる感情

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少子化が進んだ未来を描いた作品だが、様々な社会問題を含んだ作品だったと思う。母性愛、妬み、復讐、そして純愛。読んでいて、あらゆる感情がほとばしりました。

by ぷりんかすてらかりんとう
- 0