みんなのレビューと感想「トリガー 単行本版」（ネタバレ非表示）

あー！クズ男なんだけどな

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自分の性癖を隠してエリート街道まっしぐらな三井が離婚を機に生活が荒れ転落していくと共に再会した同級生に対しひどく扱いクズ中のクズ。そらでも離れずにそばにいてくれた曽根くんはなんてイイ子なの！最後はハッピーエンドで良かった。

最後まで読むと

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読み始めは、ひどい男だと感情移入することができませんでした。が、最後まで読むとその感情が一気に変わり、過去のトラウマが原因で素直になれなかったのだろうと理解できました。最後の最後で、攻め側から受け側へなりたいのだろうと窺えるエピソードが、なんだかとてもほほえましかったです。やっと自分に正直になれたんですね。

最初はなんだこのゲスいやつ！
と思いイラッとしたけど、全部ノンストップで読んで胸がギュゥって締め付けられる気持ちになった。
最後ほんの一コマ心がふわっとなって、とても好きな作品になりました。

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これは、なかなか重い…
あのクズで、自信家のエリートが、よくここまで落ちたなぁと思えるし、はじめに同級生にやって来たことも酷い。
でも、なぜそうなったかが描かれていて、読んでいて辛かったです。
後で、それなりに二人が寄り添っていく姿がよかった。
最後に、受けにまわりたいとわかるところも、そうなのか～と無理なく思わせてくれました。

クズ男

本当にクズ男の見本のような主人公ですが、バックボーンや受け攻めの本質のようなものがきちんと描かれていて深い作品です。
とにかく受けの性格が良くて懐が深いんです。
２人なりの確かな幸せを築いてくれて本当に良かった！