【ネタバレあり】心を殺す方法 単行本版のレビューと感想

幼児期のトラウマを持つ光が、義兄の春樹に惹かれて執着し力づくで自分のものにし春樹を精神的にも社会的にも壊して、それが家族にも知られて、という韓国ドラマか昼ドラか？という展開。最後までハッピーエンドではない。沼る人は沼るらしいけど、最初から読まないほうがいいと思う。

見た目だけで多くの女性からアプローチを受け「本当に自分を愛してくれる人」を求めた光。やさしい義兄の春樹に惹かれていく。ここまではわかる。だけど、「体をつなげたら心も自分のものになる」と信じて春樹をとにかく壊し続けるのは、理解できない。光も先輩も義母も、嫉妬たっぷり。最後は無理やりハッピーエンドっぽくしてるけど、気持ち悪くなる話でした。

もやもや、すっきり？

再婚した連れ子同士のお話です。最後はそうするしかなかったのか、なるべくしてそうなったのか、読んだ後はもやもやしたようなすっきりしたような。何回も読んで考えたくなるお話でした。先輩に幸せになって欲しい！

初体験でした

色々なBLを読んでいますが、こんなに闇深くて重く苦しいのに読む手が止まらない話は初めてでした。
ちょっと自分のメンタルが落ちてる時に読むと引っ張られるので注意が必要ですが、色々と考えさせられる内容でした。
個人的に英さんとハッピーエンドが良かったなぁ…

光の闇が深すぎて・・・春樹は優しすぎるから自分が病んでいってるのに光に対して突き放すことができなくて読んでて胸が苦しくなりました。英さんと幸せになれたらよかつたのに・・・

運命的な関係

強烈なインパクトの面白い作品でした！
メインでは闇深い怖さと気持ち悪さとリアルさがあるのですが、時々弟が天使っぽくなったり、先輩が普通のBLみたいに爽やかさを見せたりして、絶妙なバランスの作品です。

現実にはこんなに執着したりされたり、ってなかなかないし、その想いの強さに兄は持ってかれてしまって、現実には戻れなくなったのかなあと個人的には思いました。なので納得のラストです。

これ、どーやって終わるのかな？
義理の弟に好かれてしまって、なぜか、変な方向にいってしまって。いくたびにノイローゼみたいに追い詰めてしまい…。

う～ん。。。

他作品が面白かったので、読み始めましたが、なかなかダークでちょっと重い感じでした。
兄弟、弟からの執着がスゴいですね。
少し恐怖にも感じました。

重てぇ義兄弟

親の再婚で年の離れた義弟が出来た、美しく自分にしか懐かない天使。
ところがこの天使色々あって女がダメ、優しい春樹に襲いかかる。無理矢理で突き放せば良かったけど、家族を壊したくなくて拒めず流され心を病んでいく。
唯一の支えは上司の英であったが、彼はノン気。付き合い始めるけどここぞ‼️って時に突き放してしまった。じっくり話を聞いてあげれば結果は違ってたのかな…
もうその後は必死に守ろうとしたはずの家族が壊れます、なかなか残酷な結末。(ここらへんがどろどろ…)

春樹はたたなくなって出来なくなった、英とは友達として仕事をし身体の関係は持たず。
光は母方に引き取られ一人暮らし、穏やかに側に居るだけ。心だけ繋がった、これから先をじわ〜っと想像させるラスト。無理矢理身体をもぎ取られた春樹には家族という枷が消え、これがベストなんかなぁ～と色々考えさせられる終わりかた。
ハピエン好きな方には向きません、メンタルがっつり持ってかれます。絡みも甘さはありません、痛々しい。
キラキラ甘々では物足りない方向き、美しくヤンデレ執着する義弟。なかなか恐いです。

重い話です

再婚家庭の母の連れ子(弟)と父の連れ子(兄)の複雑な心理状態と関係性が重いです。
そこに兄の職場の上司が絡まって更に重い。
登場する人達の気持ちが上手く噛み合わなくて、読み手側も色々と削られる感じの内容です。
重い感じの作品が好きな人には良いと思います。