【ネタバレあり】[小説]偽りの王子と黒鋼の騎士【特別版】(イラスト付き)のレビューと感想
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ネタバレありあり。
かなり長い作品でしたので2日かけて読ませていただきました。
六青さんの作品はこれで3作品目です。
読んでる最中の気持ちの変化で言うと⤵︎ ︎⤴︎ ⤵︎ ︎⤴︎───→〜って感じです笑
最初がやはり不憫で悲しいく後半は成長して愛を掴む話でした。
主人公が傲慢でそこからぐちゃぐちゃに砕かれて考え方が変わっていく過程が辛く泣けました。
もっと砕かれてくれ。好き。
攻めや他の人物全てに心を砕かれる受け。大好き。
攻めの最後の今までになかった涙。萌えますね。好きです。お前も萌え属性か!?と。好き。
グレイルの失ったものは大きいけどシオンを選び、今までのグレイルの生きてきた信頼と友情もあり全てとは行かないけど戻るものは戻ってハッピーエンド。
私は不憫からのごりごりのハッピーエンドで終わるのが好きだからハッピーは9割。と1割のどうしようもないいい方の悔しさで終わりました。
他の方が泉の件を仰られてますが、あとがき後に泉の話が少しありました。かといって泉は不可思議なもの、と理解したのみですが特にもやもやしませんでした。
イザークお前そうなんか。好き。by 匿名希望- 0
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4.0
六青先生のド定番展開(好き)
六青みつみ先生といえば
・騎士が出てくるファンタジーBL
・受がかなりひどい目にあう
・最終的にはハピエン
がド定番。
今回もそのパターンが踏襲されているので、六青先生の過去作が好きなら買いです。
ちなみに受は没落する王子、攻は他国の騎士です。
長編なだけあってハピエンに至るまでの障害が何度も何度も訪れますが、攻に会いたい、攻のために何かしたいという気持ちで乗り越えていく受、すごいバイタリティーです…。
前半の“ひどい目”がそれはもうひどい目なので、六青作品はこれが初めて、という方はちょっと覚悟して読んでください。
攻はというと、当初は自分の感情に無自覚なのもあって受にひどい接し方をします。
受からプレゼントをもらうシーンがあるのですが、ドン引きするくらい冷酷な対応です…。
受の成長のことを考えて、意図があっての対応なんですが、自分だったらこんなやつのために尽くさないぞ!受!目を覚ませ!と思いました笑
最終的には家督+王様からの信頼を受と天秤にかけて受を取るくらいにはなるので、最後まで読んでプラマイゼロって感じです。
とにかく受が超!超!!!!!健気なので、そんなひどい目にあうくらいなら攻のことは諦めろ!と何度も思ってしまうのですが、脳内で「でも幸せならオッケーです」の画像を流しながら何とか読みました笑
それにしてもカバーイラストが美しい……。
ため息がでるくらい美しいです。
紙媒体も購入したので眺めては幸せな気分になります。
自分好みの作品なので★5をつけたいのですが、今回最初のほうに出てくる謎の泉について本当に謎のまま終わってしまったのがちょっとひっかかっているので★4にしました。
いつもの六青先生なら泉についてもう少し深掘りした描写があってもよさそうなんですが……。
本筋(ふたりが出来あがるまでの過程)にそこまで影響しないと判断して省略されたのでしょうか?
お値段高めで長編ゆえ、六青作品に触れたことがない方にはハードル高めだと思います。
代償シリーズなんかを読んで、もうちょっと六青先生の作品を読んでみたいな~という方にはおすすめです。by 匿名希望- 0
5.0