重いけど考えさせられる話
病気で子供が産めなくなり、離婚した主人公と妊娠出産で子供と妻の両方を無くした2人が恋に落ちる話です。
世の中は意外に結婚=子供という認識がまだまだあります。
私自身も持病が原因でふられたことがあったり、不妊治療で子供がなかなかできないため主人公に感情移入して読まずにはいられませんでした。
軽いお話ではないですがじっくり、先も読みたいと思える作品です。
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病気で子供が産めなくなり、離婚した主人公と妊娠出産で子供と妻の両方を無くした2人が恋に落ちる話です。
世の中は意外に結婚=子供という認識がまだまだあります。
私自身も持病が原因でふられたことがあったり、不妊治療で子供がなかなかできないため主人公に感情移入して読まずにはいられませんでした。
軽いお話ではないですがじっくり、先も読みたいと思える作品です。
千絵は手術をして子供を授かる事ができないため離婚して自分をハネモノと思っています。
そんな千絵と榊先生が出会いお互い惹かれ合いますが榊先生もお産の時に奥さんと子供を亡くしています。
心に深い傷を持つ同士。
とても切ないです。
先生の学生の頃からの友人、須磨と九条さんも複雑な思いを抱えて。
先生の辛い過去を忘れるという事は真帆さんの事を忘れてしまうという事。
だから忘れずに生きていくという考えに泣けました。
千絵ちゃんは忘れなくてもいいから側にいますと。二人が幸せそうな結末でよかったです。
5.0