4.0
タイトルに納得
年下の従兄弟・順平は幼い頃からアキトのことが好き。
ある日、7年振りに再会したふたりの同居生活が始まる。
自分好みのハイスペック男子に成長していた順平に惹かれる気持ちを抑えきれないアキトだが
品行方正に生きる順平と何かとルーズなアキトの価値観の相違がふたりを悩ませ、なかなか関係が進展しない。
物事に対する考え方、恋愛観にしても何事も白黒つけたり正しいか否かで判断し清廉潔白でキレイすぎる順平に対し
容姿端麗ではあるものの貞操観念も低く流されやすく
順平の気持ちに見合うほどキレイな人間ではないアキトは引け目を感じてしまう。
大人ゆえの汚さズルさ。
そもそも人間なんてそんなキレイな存在じゃないだろうし白黒つけられない時だってある。
柔軟になれと友達に諭される順平だが
彼の様なタイプには何かと生きにくい世の中であることは間違いない。
価値観の違うふたりがそれをどう乗り越えるのか?
どちらの気持ちも頷けるし、考えさせられました。
好きなものは好き。理屈じゃなくて。
嫉妬し合うふたりも可愛かったです。
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