【ネタバレあり】[小説]恋する花の顔～こじらせ美女はイジワル同期の手中に落とされる～のレビューと感想

作者買いです。
高嶺の花といわれる宇佐美と同期の司馬。
どちらも相手に「顔が好き」と言いますがその『顔』はただの造形ではなかった。
さすがの兎山先生です！
尺が少し短かったけれど、その分間延びするところもなくとても楽しめました。

口には出せないけど心の中の声がいっぱいの主人公がかわいいです。こんなに面白いのに300pなのも嬉しいです。

漫画で読んで続きが気になって購入しました。
面白かったけど、結局彼は彼女が好きすぎて変化球で攻めていったってこと？

そんなに綺麗なのに、恋に臆病な千鶴がどんどん素直になって行くのが、焦らされつつも最後はスッキリ☆
読み応えあります！

おススメです！

高嶺の花と周囲に敬遠されてるけど、実は不器用な性格、というありがちな設定なのに陳腐な話にならないのは、この作家さんの卓越した筆力の賜物でしょう。話の展開もごく自然な流れなんだけど、読んでいてグッと来るものがある。おススメです。

作者買いです。
そして、この方の小説も2作品読んで、
文字だけで十分楽しめます！
司馬くんは千鶴のプライドが保たれながらも
誘いに乗ってこれるように
甘ーい計算をしてるだけで、
決してイジワルではありません。
司馬くんの独占欲、とってもいいです！

この作家さんは拗らせ方も最後のハッピーエンドのまとめ方もいつも上手くて大好きです。高嶺の花の主人公も最後は勇気を出して告白！良かったです。