【ネタバレあり】[小説]恋縛婚のレビューと感想

独占欲の果て…。

姉が遺した手紙。これが妹であるヒロインの感情を揺さぶります。己の命を捨てても妹に愛した人を絶対に渡さないという執念と執着。
たとえ、憎まれていてもヒロインを我が手に留めるヒーロー。それがたとえヒロインを蝕む呪いだったとしても。
もっと深掘りして欲しいな。と思うぐらい面白いストーリーでした。最近読んだTL小説の中でもかなりアタリな作品でした。

思いを操れる指輪とヒーローがずっと好きだった姉のいじわるのせいで、振り回される2人の設定が斬新でこれどうやって両思いになるんだろうとドキドキしながら読みました。 ヒロインの姉が完全な悪役でないので可哀想でしたが気持ちの意味でも2人が結ばれてよかったです。

執念

ねぇちゃんの、お前達だけは幸せにしない！って言う執念が1番こわいわ。
小さい頃から妹をマインドコントロールしつつ、誰からも褒められる外面の良さ、狡猾すぎ。自分の死を持って妹の未来をコントロールする呪い。誰かに好きな人を取られるのが嫌でも超えちゃいけない1線があるよね。ヒーローよりも姉のインパクトがすごかったわ。
姉の執念を乗り越えてよかった。
結局おねえちゃん、何しても妨害できなくてそこはちょっと同情です。

好きな作家さんです。この作品もソーニャ感満載でした。姉に振り回されたり、ヒーローに不思議な指輪はめられたり大変なヒロインでしたが、ハッピーエンドで良かった

画担当の先生は男性の描き方が素敵でお気に入りの先生です。小説の内容はお姉さんの男性主人公への執着が恐ろしくも感じましたが、妹への優しさもほんの少しは残っていたのかと最後はホッとしました。それにしても姉に振り回される妹が哀れでなりませんでした。

指輪✨💍✨にそんな力があるの❓️❗️

美人で淑女でデキる姉を持った天真爛漫なタイプ❓️🙄のヒロイン。
仲が良かっただけに衝撃的な始まり😱
憧れ❓️初恋❓️の歳上の幼馴染みの見目麗しい貴族の三男と、姉を交えて三人で過ごして来た。
美男美女の二人を眺めて、本当は好きなんだけれど、姉の恋心も解り過ぎる位に解っているし、十人並の器量と淑女らしからぬ感覚を持った自分とは釣り合わないと諦め、二人を見守って来たヒロイン。
姉の遺言❓️遺書❓️とも言えそうなダイイングメッセージを宝物の箱から見付け…
あまつさえ、恋心を抱いていた幼馴染みが姉の物である箱を埋めている現場に遭遇っ❗️😱
もう引き込まれました。一気に読んでしまいました。この作家さんの表現力、描写の力に脱帽です。
買って良かった。

代々、ヤンデレの家系

先ず行間がソーニャらしくなく読みやすかったです。これ大事(^^;

姉のダイイングメッセージに翻弄されるヒロイン。伝家の呪具を駆使してでもヒロインを取り込みたいヒーロー。もつれまくります。
やはり、指輪を外さないと気持ちの確認出来ない。悩みに悩んでヒーローの取る行動は男前でした。
姉の行動が一番、病んでましたけど、それほど妹にだけは…ってことかな？冒頭からお葬式続き、ご愁傷様です。

今までにない形のヤンデレ

今まで読んだことの無いタイプのヤンデレ小説でした。何が違うって主人公があまり苦しんでる描写がないので、読んでいてあまり実感が沸かない。ですが、話の内容はとても面白かったです。