みんなのレビューと感想「虐待父がようやく死んだ」（ネタバレ非表示）（20ページ目）

言えない、がそもそも

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ここまで酷くはないけど、うちも似たような部分があり、部分的に共感しながら読んだ。

兄2人が大学進学とともに家を出ていき、父親から性的虐待を、という流れになるが、結局こんなこと誰にも言えないという思考回路が1番の根源になるのではないかと思った。うちも、家や母親の近辺で起こる出来事は父親に言わないように母から言い含められていて、当時は禁忌として頑なに守っていたものだ。秘密を守ることが悪循環を誘う。

作者は、せっかく中学出で働くという選択肢も思い浮かんでいても、自分がされることを隠そうとすると逃げるという手段も取れない。マインドコントロールされているとともに思考停止に陥ってしまうのだろう。また、男親が暴力を振るう場合、特に娘は何かと延々と母親に味方しがちだが、結局一緒にいるという意味では皆さん言われる共依存でもあり、父親とほぼ同類と思える客観性ももった方が先々は幸せになりやすいと思う。

同様？の境遇の方が少しでも自分の人生を生きられるといい。

実際は、こんな風にどんどん泥沼になっていくんだとわかりました。無理矢理、目の前の現実に、希望を見出して、悪化してしまう…

虐待している親は、恐ろしいくらい、外の顔がいい場合があり、それを知っている子供はますます恐れ、人に対して警戒する。その姿が、その子が卑屈でおかしいと思われたりする。

辛い

辛いけど　もしかしたら話してないだけでこういう経験をした友達がいるかもしれないと思った。
自分の母が　子供を産まなきゃよかったと頻繁にいう人だったので、こういう漫画は自分を少し肯定する助けになるかも

題材的には重い内容なんでしょうが…シュールな画でなんとか読み続けることができそうです。その後の主人公の成長まで描かれてるのでしょうか。幸せになれますように

お母さん可哀想だなー。
子供たちももちろん可哀想なんだけどお母さん学がないから低賃金でしか働けずとか。。
子供達を思って再婚とか、本当に負の連鎖。

子供

子供に優しくしようと思いました。仕事で疲れてるとき、ついついぞんざいになってしまうことがあるけれど、元々お酒も飲まないけれど、飲酒して子供に当たる事は、これを読んだ方は一生しないと思う。ひどいです。

虐待当事者でなければ書けないリアル。読んでいくと胸が痛いです。
可愛い絵柄だからこそ暴力描写や怒ったときの父親の顔が怖い。でも読んでほしい。

よい！

シンプルかつコミカルな絵柄から滲み出る虐待の凄まじさと憎しみ、とてもとても引き込まれてしまいました。
一生消えないし、一生癒えない傷をつけられたら、たしかに、ようやくしんだ、と言いたくなる。

重く苦しい内容です。生まれてくる家を選べない子供にとって、こういう日常が「普通」である事が辛い。
作者さんはこれを描くにあたって、またとても苦しい思いをしたと思います。