とつくにの少女

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あらすじ
昔々、遠く遥けき地に二つの国ありて――。触れると呪われるという異形の者棲まう『外』と、人間が住まう『内』で分かたれた世界。本来であれば、交わらぬはずのふたりが出会った時、小さな物語が密やかに動き出す。これは朝と夜――その深い断絶の宵に佇む、ふたりの御伽話……。
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みんなのレビュー
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5.0
人生の軌道を少し良きものにしてくれる
世界観が完成されていて、魅力的で、少しずつ読みたいけれど、続きが気になって時にはずんずん読んでしまう素敵な作品です。
シーヴァとせんせの生活に流れる、穏やかなものが特に素敵。
読み始めは、差別というものの本質を描いているのかなと思いました。読み進めるうちに、守るとは、幸せとは、生きるとは、愛するとは、…とどんどん考えさせられる(というより感じさせられる、に近い)テーマが増えました。
そして最後は、一人ということと、ふたりでいることの決定的な違いを思い知らされました。
すぐには役立たないけれど、この作品からもらったものは私の人生を少し良きものに軌道修正してくれるという予感がします。
ラストが読み取れない、という方がいるようです。
わかりやすさを重視する作品がここ数十年で増えているので無理もないかもしれません。
でも、ちゃんと読めば、十分伝わります。わからなければ何度も読んでみてください。わかりやすくはないからこその、余韻や深みや広がりが存在します。
大事なのは、時間の長さではなく、二人いるということ。私はこれは、最大限のハッピーエンドだと思っています。by 藤えまり-
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4.0
うーん
行間の読めない人(含む読みたくない人)✖️
強い刺激を求める人✖️
あと、流行りの?謎解きとか隠された表現を過度に求める人にも向かないかな。
全般に淡くて複雑な感情を想起させます。
それを自分の内から掘り起こす事が楽しめる人には向いてる、と思います。
淡々と作者の世界観を楽しむ作品なのかな、と。
物語りという意味での情報量は意図的に抑えられているんでしょうね。
多分ですが作者の見せたいところはそこじゃないです。
魅力的では無さそうな表現になってしまいましたが個人的には好みです。
哲学を感じさせる前半は特に。
後半は、お話しとして完結に向かい情報量が増えるのですが、話の盛り上がりと登場人物の感情的な盛り上がりに微妙なズレを感じます。そして最後まで伏線と言うか設定的なものは曖昧なまま。各自の解釈に委ねるというにはあまりに中途に感じたので⭐︎マイナス1です。by 少年。-
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3.0
漫画として、絵本として
おそらく、絵本作家エドワード・ゴーリーの影響を受けているのではなかろうか。
牧歌的な世界にダークファンタジーを落とし込んだような雰囲気は魅力的で、その雰囲気を楽しむ漫画、もっと言えば、「絵本」として見るならば、なかなか完成度は高いと思った。
しかし、「漫画」として、となると、どうだろう。
私が非常に気になったのは情報量の圧倒的な少なさで、読めども読めども話は進まない。
それは単に、本作が、作品の尺に比して語るべき情報を持っていないからである。
その全てを非難する気もないのだが、情報量が少ないなら少ないで、もう少しコンパクトに収めてほしかったとは思う。by roka-
4
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1.0
ラスト、誰か説明して欲しい
まず絵が絵本のような独特なものに引き込まれ、ダークファンタジーような、まるで美女と野獣のように、いつか魔法が解けて表紙の二人がハッピーエンドになるのかと期待しながら読み進めましたが、呪いについてのくだりが難しくて私には理解できず、結局ラスト!何ですかあれ。
どういう事ですかー
あと、シーヴァが城から逃げた後、兵士が全然探しに来ないですね?なぜ?神父、諦めた?
こういう、ハッキリしない終わらせ方(見せ方というか)が一番キライです。
せめて言葉で説明が欲しかったです。by ピーナッツクランチ-
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4.0
独特の世界観
漫画と言うより…
お伽話?絵本?詩集?のようなちょっと哲学的で
黒と白の織りなすダークファンタジーな世界の話です。
一瞬『魔法使いの○』に似てる?って思いましたが…
それよりも暗く深いものを感じます。by ムカデ先輩-
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