【ネタバレあり】閏うこの月のレビューと感想（52ページ目）

一気に読んでしまった

もう里の年齢もはるか昔だし、それなりに自分の人生を生きていると思うけど、それでも共依存に近いものはあったり、惰性や同情も少しあっての関係はあって、そんな普段見て見ぬふりをしている自分の中の喉に刺さった魚の小骨のようなチクチクが存在感を増す、そんな作品。
最後、誰かにに依存せず頑張った先に、それでも互いに必要な人と一緒に歩くことになるラストにスッキリしました。

共感

勇気をだして誘ったのにあんな断られ方したらメンタルズタボロになりそう、、、
そんな時に出会った人なんか好きになるに決まってる、、
続きが気になってどんどん読んじゃう！！

複雑

愛で相手を包みたい。相手の愛で包まれたい。長年一緒に過ごしていると、なかなかこう言った思いを感じることができない。当たり前が当たり前ではなくなる。瞬間。ぐっときた。

現実的

イライラするけど、実際こういう男女の依存だったり葛藤ってすごくリアルだと思う。自分も若い時はそうだったなーって、嫌な頃思い出したりもして。それでもなにもけりつけずに逃げて逃げていく過程はどうしてもイライラしたなー。

いい

主人公の抜け出せない環境って誰にでも起こるマンネリで誰にでも起こりうる状況だと思う。それに異種が突っ込んで刺激を受けたらこうなるなーっと先が気になる現実に近いストーリー

俊くん◎

控え目に行ってめちゃくちゃよかった！俊くんのセリフまわしがサイコーです。。欲を言えば再会後がもう少し長く描いて欲しかったかな

定番の恋愛ものではありませんが、主人公が今の彼と今の自分の関係に悩みながら、新しい恋に行くか、自分を充電させるか考え行動していくところが良かったです。

付き合いはじめはともかく、いま現在の光にはいいところなさすぎ。むしろ嫌なところばかり、自分中心なやつなのに、さっさと別れないってのが…

里も光も俊もどの人物も好きです。
失ってから気づく大切さに、見ていてすごく胸が苦しくなりました。主人公が最後は前向きに幸せになっていてよかったです👍
いろいろ考えさせられ、読んでよかったです。

自分が一緒にいて居心地のいい相手は、今一緒に過ごしている相手とは限らないのだな…と思いました。
自分が成長できて、相手とも居心地よく居られる関係に憧れます。
再会できて、よかったですね。