みんなのレビューと感想「薔薇のほお」（ネタバレ非表示）

岩館さんのマンガはどれもロマンチックで、主人公がとても少女らしいのです。ロマンチックじゃない要素は入っていません。どの話を読んでも恋愛って素敵だなあ、とピュアな気持ちになれます。

タイトルが良き

表題が良いですよね。岩館真理子さんらしい世界観。細い線で描かれた世界がたまらなく好きです。なぜだか儚くて、ときにずっこけてて、でもやっぱり儚くて。

ふふふ

岩舘さんのお話はいつも、不思議だったり不吉だったり不安定だったり・・・安心して読める箇所が少ない（笑）最初からフワフワしていて安定しないまま、だけど何か読み切った。。という満足は少しだけ感じる。個性的な漫画家さん。

ずつう

こうした症状が長く続く場合は保健所や医療機関に相談してほしい。来月から65歳以上を対象として仕切り板を寄贈する

短編集

岩館真理子作品の短編集です。
35年来のファンですが、どことなく80年代を感じるノスタルジックな感じが変わらず素敵です。春休みの何にもすることがない、ぽっかり空いた時間のような。

この短編集にあるヴィヴィアンの赤い爪が大好きでした。当時、キララのキで毒を出し切った感がありましたが、この作品を読んでこれからの岩館作品もまた楽しみになりました。

全話読みました

「黄昏」は以前読んだことがありましたが、他の話は今回初めて読みました。
結局「黄昏」が一番良かったので、なんだか買って損した気分です。
岩館真理子はもう過去の人なのかなぁ…。

岩館真理子さんらしい短編集です。どの作品も詩的で美しく、全く古さを感じません。一番好きな作家さんです。