【ネタバレあり】天然コケッコーのレビューと感想（3ページ目）

くらもちふさこの代表作の１つと言っていいのではないでしょうか。
多分一番長く続いた作品だと思います。

のんびりした地方の村に突然転校してきたイケメンの大沢君。
あっという間に周囲に馴染みながらも東京育ちの彼はどうしたって垢抜けてる訳で。
そよちゃん始め、村の子供たちの注目の的になります。

長閑な村でおこる小さな｢事件｣やそよちゃんとの恋の行方も見逃せません。
個性豊かな人々との交流も心暖まります。

懐かしい

くらもちふさこさんの作品で自分の青春と重ねて読めたので懐かしく思いました。舞台が田舎でほんとにのどか。爽やかなきもちになります

不朽の名作

くらもち作品は、まず絵が大好きです。都会からやってきたカッコいい男の子と村一番の美少女の淡い恋。それを心密かに羨む同級生の漫画好きの女の子もよかったな。よくある妬んで邪魔したりせず、実際はこんな風に密かに自分と置き換えて彼らを見守る、みたいな子が多そう、田舎って。みんなが優しくて好きです。

心理描写が良い

ほのぼのとした田舎暮らしを描いた作品ですがはっとするような心理描写もあり、くらもち先生は私たちが普段気に留めないような心の動きを表現するよなぁと思います。途中、主人公とボーイフレンドがすれ違ってしまい疎遠になる期間があり、切ないのですが全体の物語の中で良いスパイスになっているのかなと思います。