[小説]斎姫繚乱

あらすじ

〈神の子〉宮の復活は――!? 「斎姫」第2部スタート。寛弘8年(1011)秋。〈神の子〉宮は眠ったまま……、突然、繭のような光に包まれてしまう。一方、都では眠っているあいだに受領の娘たちが亡くなってしまうという事件が、頻繁に起こっていた。宮を狙って……? それともヒトならぬモノ、香久夜が事件に関わっているのか……? が、どうすることもできない義明。やがて光が消え目覚めた宮には、異変が!?

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  1. 月魄霊鏡 斎姫繚乱
    月魄霊鏡 斎姫繚乱
    宮乃崎桜子 / 浅見侑
    必要ポイント:550pt

    寛仁元年(1017年)師走。いつものように屋敷に帰った義明は、宮がまるで別人であることに驚く。自分は威子と名乗る宮(?)。藤原道長の繁栄を恨む火華鬼の企みで、帝に入内する予定の道長の娘、威子と魂を入れ替えられた宮は、威子の部屋で式神も使えず逃げ出せずにいたのだ。このままでは宮は後宮入りし、帝と同衾する? 義明は思い余り、邸に押し入り宮をさらうが(講談社X文庫ホワイトハート)。

  2. 望月弥栄 斎姫繚乱
    望月弥栄 斎姫繚乱
    宮乃崎桜子 / 浅見侑
    必要ポイント:550pt

    寛仁2年(1018年)。<神の子>としての能力(ちから)を持ち続けるため、夫、義明とは契りを結ばずに暮らしている宮だが、最近はなぜか寂しさを感じ始めていた。そんな折、神木に取り込まれた重家が発見される。愛しい長屋王の生まれ変わりが重家と知った<月の姫>香久夜(かくや)は、毎晩「神木=重家の魂」に寄り添っていた。その姿を見た宮の心も震えだす(講談社X文庫ホワイトハート)。

  3. 神威天想 斎姫繚乱
    神威天想 斎姫繚乱
    宮乃崎桜子 / 浅見侑
    必要ポイント:580pt

    寛仁2年(1018年)。<神の子>としての使命を終えたと自覚した宮は、望んで義明と結ばれ、神としての能力(ちから)を失った。これからは穏やかで、平凡だけど満ち足りた生活ができる、そう思っていた矢先、義明は宮の式神が火華鬼に使役されていることを知る。単身、火華鬼に挑んだ義明は生命(いのち)を……。宮を護ると言ったあの約束は!? 感動の最終章(講談社X文庫ホワイトハート)。

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みんなのレビュー

  1. 評価:4.000 4.0

    苦しいほど焦らされる

    ネタバレ レビューを表示する

    姫宮と義明の話、第二章。
    神の子として、魔物と戦い続ける姫宮とそれを支えようとする義明。
    人間としての心の機微に疎い宮様と、
    宮様を女性として愛している義明。
    徹底的にすれ違う二人の気持ちがいじらしくもあり、
    読んでいて苦しくなるほど焦らされる。

    早くハッピーエンドになってほしいのに、
    人生そんなに甘くないって感じで、
    次々に現れる、魔物と妖。
    宮様の影として作られたカゲキまで再び現れてしまうとは。
    いっそのこと結末から読めたら良いのに、
    それでは面白くないので、あくまでも順番に読み進めて
    二人の変化と成長を見届けたいと思います

    by 匿名希望
    • 0

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