10年越しの恋だからの投稿まとめ

最初は、すでにこの作者さんのこれ以外の作品を読んでしまっていたので、正直「えっなんで今さらこんな路線？」と思ってしまいました。
それだけ他の作品と路線が違うんです。
ストーリーの緻密さや受けや攻めのモノローグや場面の見せ方とかも。
でも実はこの作品こそが作者さんが1番最初に手がけたストーリー作品で、発売されるのが遅くなっただけだということをコミックスの後書きで知って、「これが最初なら全然納得！むしろすごい！」と手のひら返してしまいました笑
初々しさが光るストーリー内容、そして一途な年下攻めが健気でかわいく、受けのトラウマを溶かす光のような存在感。
海の底という表現が度々使われて、それとの対比で攻めが使われているのが秀逸でした。

攻めの真っ直ぐさが良い

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作家さんの他作品のファンで、こちらの作品も読んでみたら、予想していた以上に良かったです。なのに不思議なほどレビュー評価が低い・・・どうして？？？

心に傷を負った受けに対する、攻めの苦しいほどの真っ直ぐな気持ちにせつなくなりました。あんなにも真正面からぶつかってきてくれるなんて、受けが次第に攻めに気持ちを寄せていくのも納得です。

気持ちの移り変わりがとても丁寧に描かれていて、すぐに体の関係になるザ・BLのような展開ではないので、2人の関係に感情移入することができました。