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アスペル・カノジョ

あらすじ

新聞配達で生計を立てている売れない同人作家・横井の家へ、鳥取から突然やってきたのは「ファンだ」という少女・斉藤さん。彼女は見ているもの・感じている事・考えやこだわりが、他の人と違っていて……。これはそんな「生きづらい」ふたりが一緒に暮らして、居場所を探す、日々の記録。

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    発達障害の理解の1つに。

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    15話で看護師の女性が言うように、
    発達障害は10人いれば10人とも違う
    から、アスペルガー症候群の人がみな
    斉藤さんのように攻撃的な訳ではあり
    ません。けれど、生きづらさや特徴を
    上手に捉えている漫画だと思います。
    評価が低いのが非常に勿体ないと感じ、
    レビューを書かせて頂きました。

    発達障害の人は、自分と同じタイプ
    に敏感で、敵と味方が本能でわかる
    ところも理解されていてスゴイです。

    続きが楽しみです。一般ウケが難しい
    テーマを扱ってくれた事に感謝します。
    ラストまで読ませていただきます!

    • 27
  2. 評価:5.000 5.0

    痛いほどリアルな漫画

    ネタバレ レビューを表示する

    私は斉藤さん寄りの特性を持っていますが、この作品は胸が苦しくなるくらいリアルに発達障害のことが描かれています。

    特に斉藤さんの「こんなこともできない 横井さんに何もできない」というシーンは、自分と重ねてしまい涙が止まりませんでした。

    みんなが当たり前に出来ることができない苦しさ、人と違うという違和感、そして周りに迷惑をかけてしまっているという罪悪感を、死ぬまで抱えて生きていかなければならないことから、
    生に対して後ろ向きである部分も共感しかありません。

    しかしそんな斉藤さんを理解し肯定し続けてくれる横井さんの言葉ひとつひとつがあたたかく、私のような人間にも寄り添ってくれるようで、なんども読み返してしまいます。

    誰も自分の苦しみをわかってくれる人はいないと苦しんでいる人に、ぜひ読んでほしい作品です。
    この作品に出会えて良かったです。

    • 16
  3. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    あぶなく途中で読むのを放り投げて、
    序盤の印象だけで
    判断するところだったので
    途中で読むのをやめなくてよかった。

    好みが分かれるかもしれないけど、
    読みはじめの第一印象で
    すべて判断せず
    読み進めてよかったと思える漫画でした。

    専門の知識がまったくないので、
    自分は無知な人間で、どれだけ知らなさ過ぎるのか。
    斎藤さんと、横井さんはそれに気付かせてくれました。

    横井さんみたいに
    適切な言葉で、相手を傷付けない方法で
    正しく対応できる自信は
    情けないけど自分にはない。
    なので横井さんはすごい人だと思った。

    • 11
  4. 評価:5.000 5.0

    主人公に強く共感

    ネタバレ レビューを表示する

    何度かネット上でおすすめしてる人のコメントを見て気になって読んでみました。
    これ、俺かな?ってくらい共感です。
    しかし自分も恐らくそちらの部類なので相手に全てを合わせられませんが…
    今の彼女も以前の彼女も世間で言う障害者なのであるあると思いながら読ませて頂きました。
    昔の自分に読んで欲しい1冊です。
    周りから変人扱いされてても一緒にいることで学べる事は沢山あります。
    変人だと思われた行為にもちゃんとした理由がある事を知って欲しい。
    そして誰しもが抱えてる可能性もあるんだと理解して欲しい。
    でも理解できない人は必ず居て、近くの人がそうだと生きるのは辛い。

    アスペルガーならこの漫画に共感できるって訳でもない。
    共感できない症状な人もいるので難しい。

    アスペルガーと言う言葉があるけれど、結局はそれが人間なんじゃないかなと。
    例え全く同じ衣食住で育ったからと言って皆が同じ思考なんてことは無いなんて分かる方が多いかと思うので
    支離死滅してるような発言ですが

    すごく好きです

    by 匿名希望
    • 10
  5. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    これは読んでもらいたい。
    発達障がいやアスペルガーは、よく聞く言葉だけどその本質を理解していない、というか、理解できないのは当事者以外は当たり前のことで、わたしもその一人です。
    でもだからこそ、当事者の方々がどんな世界を見ているのか、生きづらさを抱えているのか、初めて知れた内容でした。
    10人いれば10通り、はまさに個性。でも個性で片付けられないのがまだ現在の世の中…。

    犬を蹴っているシーンは確かに耐えられないし、怖いと言うレビューもありましたが、これを知らずして彼女たちをどう理解するのか??彼女たちはもっと怖い思いをしている…。そう思ったらどんどん読み進めていきました。

    わたしの友人にはこの話の二人のような人はいないですが
    おこさんに発達障がいがあるという方は結構います。彼たちが大きくなったとき、今よりももっともっと当たり前のように、理解される時代が来ていてほしい、そう思います。

    もちろんこの漫画だけで理解しきったなんて、到底思っていません。ただ、この漫画を読むことで、「理解しよう」と努力する人々が増えたらいいなと願うばかりです。

    by 匿名希望
    • 6

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