【ネタバレあり】僕らはなんども恋をするのレビューと感想（2ページ目）

は…鼻水が…

レビュー読んで、期待しすぎないくらいに期待して読みましたが、終盤から涙も鼻水も止まりませんでした。

愛を知ってから、一人きりで過ごす一成は寂しかっただろうなぁ。でもそこで一成自身も愛を貫いたからこそ、「出会って恋をする」という運命は変わらずに訪れたのかな。

とても不思議な魅力のある作品です。
冷静になって考えると、お話自体は割とシンプルで、「いろいろ想像してたら肩透かし食らった」というコメントになるのも納得なんです。
二人のことも、そこまで深く掘り下げられてるわけでもないのですが…。
テンポや表現が良いからでしょうか。

個人的には、最後の選択を萬が生きているうちに、目の前で実行するというのが響きました。
悲劇が起きたから…という受動的なものではなく、絶対に運命を変えるのだという強い意志と愛を感じます。

「天使くん」と同じ作者様とは思えない（褒めてます）…
これから読む方は、先の展開は考えずに一気読みすることをお勧めします。

萬がとにかく素敵。いっちゃんの事が大好きで大切で。いっちゃんは彼に裏切られたりして愛に対して冷めていたけれど、萬のおかげでどんどん変わっていきます。愛する人を守るため選ぶ方法が悲しくて、どうなってしまうのかと思いましたが、又出会えて本当に良かった。途中から何度も泣いてしまいました。

泣けました。

普段流されるように生きていた主人公が、相手の死により未来を変えようと努力します。最終的には働き方も友人との付き合いも変えて、自宅でご飯を食べながらさみしくないと涙するところが泣けしまいました。

泣けた…

何度も読み返しました。
過去に戻るタイムリープを使ったSF的なお話でした。主人公は愛する人が死なない結果となるよう奮闘しますが、過去に戻れる回数が決まっている中、色々試して愛する人の死の結果を回避しようとします、が、最後回避するために選んだ主人公の選択が切なすぎて号泣してしまいました。
BL漫画でここまで泣けるなんて、正直ビックリでしたが、ラストは本当に良かった。
どんな選択をしたとしても、愛する人が存在する世界を選んだ主人公の想いがすごく伝わってよかったです。

ハラハラして読んだ

愛する人、萬を死なせまいと過去を何度もやり直そうとする主人公。何度も過去をやり直すことを萬に打ち明けたときの萬の気持ちが凄く切なく、そして東京タワーでの別れ…そのときの萬の気持ちを考えると、打ち明けた後は、その運命を受け入れて二人でどう過ごすか！ってのを見てみたかったな。

苦しいくらいの展開に、もういいよ！と投げ出したくなるけど、その先の未来を主人公と一緒に信じて読み進む。
その先にある安堵と幸福をぜひ！

泣けます！

SFチックなタイムトラベルものです。
だらし無くて何処か軽薄そうな受けが、危険を承知で何度も過去に戻り愛する人を救いたいと奮闘します。
攻めは一途で素直で純粋な大型ワンコ。その彼の持ち帰ったアイテムがキーポイントとなり、すぐに訪れた彼の死がきっかけとなります。
そして失敗を重ね、チャンスは残り一回。そこで受けはある選択肢を選び実行するんですが、これが切なくて切なくて。

もうとにかく、人物は勿論のこと、背景がすごく綺麗です。
いつもはエロエロなお話が多い作者さんですが、本当に振り幅が広くストーリー重視の本作。
何度も失敗していくうちに気持ちも深く大きくなっていった感じ。
きっと最後の選択は、以前の彼なら選ばなかったんじゃ無いかなと思いました。
未来が変わる事は、彼が変わる事が必然的な絶対条件だったのかなと、ちょっと思ってしまいました。

発売から随分待ってやっと読めたけど、期待以上に面白かったです！