【ネタバレあり】ヨルの鍵のレビューと感想

ファンタジー好きには絶対おすすめ

おもしろくて一気読みしました！

人々が指先に魔法の扉を開く「鍵」を宿し生きる世界。
鍵には様々な属性があって、水の鍵で水を生み出したり風の鍵で荷物を飛ばしたり、生活になくてはならないもの。
軍事にも魔法の力が利用されています。

強大な鍵の力を持つ王族の主人公と、一世代に1人しか生まれない希少な鍵をもつメメ。
2人の出会いから、継承権を他の兄姉と争ったり、鍵の秘密に迫ったり…
ファンタジー要素たっぷりでワクワクします。

個人的にすごく好きなのが、他の兄姉と敵対したときに殺して決着にならないこと。
戦ってもきちんと過ちに気付いて和解し、その後、兄姉で協力し合えている。
大体主人公がボロボロにされちゃうから都合よく見えるかも知れないけど、嫌な血生臭さを残さないのがファンタジーの世界観を大切にしているようで嬉しいです。


作り込まれているけどわかりやすく、設定やキャラクターの関係がすとんと入ってきて、読みやすい。
ほんとにおすすめです！

今一番読んでほしい作品！！

まず物語の世界観とイラストの綺麗さに引き込まれました。
主人公は自分の力のせいで１つの街を、住民を殺してしまい、その地を復活させる為に頑張るところが健気で優しい人なんだなって思いました。
ストーリーのテンポが少し早い気がするので、サクサク読めると思います！

面白い！
ひとは仲間で救われていくんだなって思った。
"鍵"を使って破壊や救いを行うのだけれど、大きな事件を起こしてどん底だった主人公が、仲間に出会って立ち向かっていく話。