愛と呪い
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あらすじ
物心ついた頃には始まっていた父親からの性的虐待、宗教にのめり込む家族たち。愛子は自分も、自分が生きるこの世界も、誰かに殺して欲しかった。阪神淡路大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇事件……時代は終末の予感に満ちてもいた。「ここではないどこか」を想像できず、暴力的な生きにくさと一人で向き合うしかなかった地方の町で、少女はどう生き延びたのか。『ぼくらのへんたい』の著者が綴る、半自伝的90年代クロニクル。
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みんなのレビュー
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つらい
最後まで読みました。
性的虐待をする父親、
味方にならず、助け無いどころか、娘を非難し虐待男を擁護する母や祖母。
自分には被害がないからと、その辛さを理解しようともしない兄弟。
経験したことがある人には。とてもリアルに描かれている。
幼い頃の悪環境から、
逃げて克服できる強い方も居るが、
この主人公のように、
自尊心は破壊され、
家族とは縁を切る勇気や気力ももてず、解決させることも出来ず、
呪縛されながら人生を棒に振る人も多いだろう。
一番身近な人の幸せも考えられ無い人が、宗教に熱心て…
人の複雑さ、愚かさを
再確認させられる作品。by 匿名希望- 56
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4.0
頭が痛くなる…
心当たりのある新興宗教で、心当たりのある学校で、記憶にある事件で、更にこの話の場合は家庭の問題も大有りで、筆者の半自叙伝ということであったが、壮絶な半生を送られていたことが分かる。子どもにとっての親、子どもにとっての学校、子どもにとっての友だちは重大な影響力を持っていて、それらに苦しめられているはずなのに、それしか選べなかったはずなのに、いつまでも自分を責め続けてしまうツラさ。頭が痛くなる…。しかし、一方で私も筆者と同様にこの漫画によって、何か救われていることも事実である。
by 匿名希望- 32
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5.0
心にずしんとくる
主人公の女の子の、死にたいと思い続けるほどの子供の頃からの絶望の日々を思うと、辛すぎて苦しいくらい!
守られるべき家族からの虐待、これが半自伝的お話だとはなんて、信じられないくらいです。
最後に大人の女性になった主人公が、母親に宗教やって幸せだったか聞いてたシーンが印象的でした。本人は幸せかもしれないけど、家族を不幸にする宗教が多すぎる。
色々考えさせられるお話でした。by ぐみにゃんさん- 25
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3.0
つらい
同じぐらいの世代の方だと思った。
作品紹介にあるもの、全部、私が中学生の頃に聞いた名前だ。私より少し下なんだろうか。
世紀末、震災、サカキバラ、地下鉄サリン。
この世は終わりの象徴でしかなかった気がする。そして丁度その頃、私も私の人生の中で大事なものを失って。
怖くて、先を読み進めるのかを迷う。あの頃の、どうしようとなく子供の自分の、漠然とした恐怖と向き合わないといけなくなりそうで。
同世代の方は良くも悪くも引かれる作品ではないかと思います。by 匿名希望- 18
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5.0
いつまでも
私の場合は兄2人でした
両親は気付かず祖母は見て見ぬフリ。
毎日死にたかった。
けど家族を壊すことになるから言えず
この漫画に共通する所が多々ありました。
年月が経ち忘れたと思っていても
心の奥底からは中々消えてはくれず
今でも摂食障害は治りません。
他にも同じ経験をしていて
今でも闘っている人達がいると思うと
自分も頑張れそうです。by 匿名希望- 18
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5.0