【ネタバレあり】[小説]気高き王宮騎士団長の秘めやかな執愛のレビューと感想

ヒロインひと筋の思い

展開が早過ぎて最初はどうなるやら！お互い忘れる事は出来ずにハッピーに、間を取り持つ人の存在が面白い。読みやすい作品ですよ！

珍しい設定で楽しめました。
ファンタジーの要素がありつつ、男臭さも感じつつで、バランスも良かったと思います。
自分を助けるためヒーローが敵を成敗するのですが、人が死んでいるのにビビらない主人公に少し違和感を感じ、その後その部屋で愛を確かめ合うって、大した神経だなって思いました。心が綺麗な設定でしたけど。

全体的には満足です。

作者買い

この作者さん好きで、全て読んでます。

今作もヒーローとヒロインの想いは強いですが、二人の努力で、というよりは守護霊(ヒーローの親友)のおかげで、よりを戻せます。

不器用なヒーローがヒロインと幸せに暮らしていくことを予感させてくれるラストに満足！

筋肉萌え

唐突な別れの理由が気になって、購読しました。

結果、謎解きのように、先に先に読み進めることができて、ファンタジー要素もありましたが、楽しめました。

突然の再会後は、戸惑いや憤り、愛情といった様々な想いが交錯し、なかなか進展しないのですが、一度交れば、抑えが効かないほど、お盛んです。
筋肉隆々なたくましいイケメンがハードに、ときに優しく、執拗に愛してくれます。

ただ、ヒーローは知略よりも武闘派で不器用なところがあり、全般的に自ら課題解決していくというより、守護霊的な先導あってこそのハッピーエンド。これは好き嫌いがあるかもしれません。

サブキャラもいい味出してます。

突然の別れの理由が、婚約者にも告げられないような機密性を求められる理由ではないように思えて(むしろ、告げて別れるほうが騎士なのでは)、また、悪人とはいえ、人が今しがた亡くなった部屋に籠って愛を囁くことに違和感があり、星一つマイナスにしました。