【ネタバレあり】泥中の蓮 単行本版のレビューと感想（3ページ目）

最後まで読まないとわからない

映画にしたら面白そうな、よく練られたストーリー。
相思相愛でよかったねって感じだけど、お互いの狂気じみた愛情から目が離せなかった。
私は一度読んだマンガはあまり読み返すほうじゃないけど、これは何度でも読んでしまう、そんな作品。

ネタバレです

秋生が初めて元春の名前を呼ぶシーン、それまで名前で呼んでなかったことに気づきましたが、鳥肌たちました。

秋生が涙を流す絵も非常に美しいです。

黒い

重い。どす黒い兄弟。でも、話は面白いし、絵もキレイ。ララの結婚が結構純粋な恋だったから、兄弟ものでも純粋かと思ったら、ダークサイドだった…
でもお互いを永遠に手に入れられたようでそれはそれでよかった、とは思う。

おぉ…

登場人物の深層心理まで考えて描いているのか?色々考えると、気持ちの深さに"怖っ!"って思ったりもしますけど、イヤな感じではなく読み進められます。絵の上手さと丁寧な話の進め方があるからなんだろうなと。オススメです。

この兄にしてこの弟ありだったのね…!
なんとなくお兄ちゃんも一筋縄では行かない人っぽいなぁと思ってたらとんだ魔性。
薄暗い話だけど二人的には超HAPPYENDでよかった。すき。

こちらの作者の方のファンです。イラストが美麗なのは勿論の事、ストーリーが大好きです。
弟だけがお兄ちゃんに狂っているのかと思っていたらラストの方のシーンで実はお兄ちゃんも…という感じで、どことなく耽美です。
できれば後日談を見てみたいと思えるような素敵な作品でした。

最後が良すぎて、、、

ためこう先生の作品大好きなんですがこれは特に好きです！絵が最高にきれい！イケメン！美男子！
ストーリーでは一番最後らへん兄が演技だったとどんでん返しを見てなんかエグさが増して最高でした。人の醜い部分だったりそこが妖艶に光る作品でした！

実は

実はな展開。こうゆうダークな感じも好きなので、そうゆうのが読みたい時には良いとおもう。絵は綺麗で読みやすいです。

花の咲かない蓮

常に仄暗い雰囲気が漂います。
まぁ、相思相愛で、兄弟からすればハッピーエンドなのですが、なんとも…。
最初読んだ時、兄の行動に違和感あったのですが、読み終えるとなるほど納得。あれもこれも誘ってたのね。
兄からの執着、弟からの執着、どっちが先だったんだろう。兄が先だとすると、ほんと怖い。
本編ラストコマの蓮。花が咲いてないのが印象的でした。

背徳感がよい

お兄ちゃんが好きな弟がいけないとわかりつつも結局我慢できなくて、という感じの話。途中で弟がバイト先の女の子と行為をするので、そういうのが苦手な他人にはオススメ出来ないですね。