4.0
優しい2人の物語
森を守る神様と鬼と人間の子供が寄り添って生きていくお話。
エロは結構あります。人外が苦手な人にはオススメしません。
森の中、人間の勝手で母体を奪われた神様は祟り神となってもひとりぼっちで人々に害を与えないように守って来た優しい人。
鬼と人間の子として生まれたが為に、疎まれ捨てられ見世物小屋で晒され生きる子。
そんな2人が出会い共に生きて、初めての感情”恋”を覚えます。
でも互いが互いに遠慮し、思いやり、誤解してから回って上手くいかなく歯痒い2人。両片思いですね。
自己犠牲で鬼子と人間を救おうとする神様ですが、鬼子は神様を生かそうとする、そんな場面と神様の全てを救おうとする鬼子。
慈愛に満ちた姿で全てを受け入れる神様の顔と必死に神様を救おうとする鬼子の顔は、じんわりと涙が浮かびました。
ですが、敢えて☆ー1にしたのは、このお話にココまでエロはいらなかったかなぁ、という一点ですかね。
ストーリーを作るのが上手な作者様なだけに勿体無いと思いました。
是非に、願います。
優しい絵と同様な優しい物語をまた作り出して頂ければ幸いです。
by
よしのくず
- 9