ぼくらは4月を夢見てる
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あらすじ
きみの顔が、見えないよ。昔は、空がきれいだねって笑ってくれたのに。 空の上では神様が、大好きな女の子をひねもすながめていました。女の子がピアノを弾くと、こころに花が咲いたような気持ちになります。でも最近、女の子はうつむいて携帯電話をいじってばかりで、空を見上げてはくれません。ピアノの音色も途絶えたまま。哀しくなった神様は、ひとつの“大きな罪”を犯すことにしました――
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ユーザーレビュー
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ふわっとしたファンタジー。なのに涙が‥
本来持つはずの無い"感情"が芽生えた天空の神・清明と、そのきっかけとなった少女・桜子。
感情が芽生えたばかりで子供のようにピュアな清明と喜や楽の感情に乏しくなってしまった桜子、神様と人のこころの交わりが甘酸っぱくやわらかいタッチで描かれています。
度々出てくる"紐を結ぶ"という行為が「こころを繋ぐ」という事を象徴しているのと、春の暖かさとこころの温もりを掛けているのかなと思います。
終盤、清明がおにぎりを持つ手が‥。
私はぼろぼろ泣いてしまいましたが、辛いだけじゃない温かい気持ちになれます。
話数的にも読みやすいので、重くなくちょっと泣ける物が読みたい時にお薦めです。by パナル- 2
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5.0