【ネタバレあり】キャットストリートのレビューと感想（6ページ目）

小学生の頃好きだった漫画です。引きこもってしまった子役ケイトが徐々に外に出て仲間と出会い、女優として人間として心の成長が上手に描かれています。ただの恋愛漫画ではなく、本当にリアルな感情や居場所を探している若者たちの苦悩が伝わります。世間に縛られず、自分自身と向き合うことの大切さに気付かされた作品です。

流石の世界観

もともと、花より男子が大好きで、神尾葉子先生の漫画が読みたくて読み始めたのですが、すごくオリジナリティの高い作品で、独特な世界観にあっという間に引き込まれました。闇を抱えたキャラクターはどんな作品にも登場しますが、主人公がそのパターンは珍しいのではないでしょうか。主人公含め、周囲の主要キャラクターはみんな闇を抱えていますが、だからこそ優しい人たちばかりで、友情の絆を感じます。主人公に居場所ができて良かったと思いました。先が全然想像できないところも面白く、これからどんな風に話が展開していくのか、とても楽しみです。

一度つまずいた主人公が少しずつ過去を乗り越えて成長していく物語。登場人物がみんな個性があってどのキャラクターも好き。主人公のことを自然に応援したくなる。どんどん自分のできることを頑張っていって最後はここまできたんだね…！って、読後感幸せいっぱいになります。

主人公がとても可愛くて自然体な感じがいやみがなくていいです。最後意外な方とくっついて、いやではないけど、もう一人の男の子が可哀想でした。