みんなのレビューと感想「トーマの心臓」(ネタバレ非表示)(8ページ目)
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少年愛
思春期の頃、どっぷり嵌まった作品です。
少年愛…昨今のBLとは近くて遠い関係だと思います。
この作品は、ドイツの男子校の寄宿舎が舞台になっております。それは多分、少年愛から始まる普遍的な愛がキリスト教的な愛に昇華される迄を描いているからだと思います。
ある事件をきっかけに頑なに心を閉ざし自律的かつ模範的に振る舞うユーリ。ユーリは自分は人を愛し、人から愛される資格のない人間だと思い込んでいます。
そんなユーリの心を救うため、キリスト教で禁じられている自殺をするトーマ。
トーマとユーリの関係を軸に寄宿舎の少年達の日々を描き、転校生のエーリクの存在がユーリの精神を救済する物語です。
もはや漫画を超えたqualityです。by 勇敢マダム- 1
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5.0
名作!
思春期の少年たちの不安定な透明感。
なんとも言えないその空気感にすごく切なさを感じ惹かれました。
年を経た今でも読み返したくなる珠玉の作品。by 匿名希望- 0
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5.0
懐かしいです。
少女時代に読み、森の中の寄宿舎、男の子たちの学校という縁のない世界に憧れたものです。
萩尾先生の作品は詩を読んでいるような感覚です。by 匿名希望- 0
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5.0
浸ります
どっぷりと浸ってうっとりと読み進めます。名作の小説に負けずとも劣らない格調高く心に染みる作品です。懐かしいです。
by み〜わ- 0
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5.0
衝撃的な
初めて萩尾先生の漫画を読みました。
初めから惹き込まれる感じで、心を鷲掴みされるというか…
とても衝撃的な感覚ですby 匿名希望- 0
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5.0
うーん素敵
大人になってから読むとかなり際どい内容で、よくぞこれを少女漫画雑誌に掲載してたな…と感嘆。
独特の世界観にどっぷりハマります。オスカーが好き。by 匿名希望- 0
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5.0
愛の話
Raphaelというビジュアル系バンドがきっかけで読みました。赦しと純粋な愛がテーマのまんが。信仰心がない人にはピンとこないかもしれないけど、きっと心に響くものがある。
by 匿名希望- 0
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5.0
美しい文学的な作品です
「僕はほぼ半年の間ずっと考え続けてきた…」で始まるこの美しい詩のような手紙(遺書)から始まる文学的な作品を、思春期だった私はまるでバイブルのように繰り返し繰り返し暗記するほどに何度読み返しただろう。
うるうるキラキラの瞳が全盛の少女漫画の世界で、まるで1人別次元のステージでその存在感を見せつけていた萩尾望都の秀作です。「ポーの一族」よりこちらが代表作と言う人も多いです。by 匿名希望- 0
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4.0
初めてこの作品を読んだ子供の頃は、この程度のことで心を閉ざすユーリの気持ちがわからなかった。
大人になって、あの事件は絵に描かれていない「行為」があったことに気づき、納得。
さらに歳を重ねて、あの「行為」が描かれていないことそのものに不満を感じた。
いや、描かれなくてよかったのかも知れない。
みたことのないヨーロッパへの美しい憧れが汚されてしまうから。by 匿名希望- 0
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5.0
初めはよくわからなかった
小学生の頃読んだのが初めてで、その頃は絵の美しさと完成度に感激していて、
読んで面白かったけれど、内容がよくわからなかったのを覚えている。
改めてよく読むと、作品の奥の深さがよくわかる。
というより、よく、しっかり読み込まなければ、わからないかもしれない何かがあるby GRAY- 0
5.0