僕のジェラシー物語。の投稿まとめ

色気香る

☆4でしたが、☆5に上げてレビューし直します。
特に始めの方と最終話は何度も読み返して中毒性があって、レビュー上げました。

加賀やっこさんの最大の特徴は、作画から香り滲む色気だと思う。
ヒロインの崩れた表情や上気が色気になって、絵から伝わるってすごい。
カレン君は更に上を行く色気が描写されている。
男の子の色気を、女の子に負けず劣らず出すことも難しいと思う。でも負けてない。
ヒロインが可愛いのは必須条件ですが、ヒーローはそれ以上に魅力的じゃないと作品の相対的な力が落ちる。

滲むもの、香るものの表現が一番難しい。
だけど、加賀やっこさんはそれをヒーロー、ヒロインに投影して描ける数少ない漫画家さんのような気がする。
私は一礼してキスより、こちらが好きです。

残念なのは、当て馬的に出てきた男の子たちに、何の当て馬作為も無かったこと。消防士出てくるのに火事が一切起こらなかった的な。
それと男の子のキャラクターが同じ顔に見えたこと。
今後の加賀さんの作品に期待します。

絵がとても可愛らしいです。カレン君は文武両道の完璧な男の子で、ヒロインのこと一途に好きで助けてくれたり思いもしっかり伝えてくれてかっこいいのですが、身長がまだ小さかったり顔も可愛すぎるので、少女漫画らしいキュンキュンする感じではなかったかな。でもリアルな高校一年生ってまだ成長途中でこんな感じの子もいるのかなとも思いました。春ちゃんが男の子苦手だからあえて女の子っぽく振る舞ってるのもありますが。中身はとても男らしいカレン君なので、純粋な春ちゃんとこの先どう進展するか、見届けたいです。