【ネタバレあり】無条件降伏論のレビューと感想

結局…

クズで流されやすい加古(受)と学生時代の後輩で加古と付き合ってた北村(攻)。
加古は卒業とともに北村と別れた後、編集社に就職するが人間関係で辞めることになり以後バイトを転々とし、今は編集長に引っ張られバイトとして働いてるが借金まみれの底辺生活。
一方北村は加古に振られどん底に落ちるが友人に助けられ、見返す為に作ったゲームが売れて今はゲームプロデューサーとして有名人に。
北村はずっと加古を追い続けて、再会も仕組んでだと思いますが、そこまで加古に拘るのは何故か？再会して加古に何を求めてたのか？そこが不思議です。それほどまで好きだったということなのでしょうか？
そこをもう少し掘り下げて欲しかったかな。
最後はハピエンで終わりましたが、もだもだ感がもう少し欲しかったです。

切なくも😊

学生時代に加古先輩から一方的にフラれた北村は歪んだ性格になってしまった。でも先輩を大好きで一途な性格も垣間見れる。でも地獄を味わった北村が幸せになってくれれば良いなぁ。いつかただただ幸せだけを感じられるようになりますように。

好き過ぎるのも切ない

大学時代に付き合っていたふたりの再会。
後輩の北村(攻め)が先輩の加古(受け)の就職を機に関係を解消され未だにずっと引き摺っている。
加古に振られた後、自暴自棄になりながら作ったゲームがヒットして
今や売れっ子プロデューサーとして成功している北村。
仕事も成功してタワマンにも住み容姿端麗で人望も厚い彼は、人も羨む暮らしをしながら枯渇感から抜け出せずにいる。
北村の闇が思いの外 深い。
学生時代に加古と同棲していた部屋を未だに借りているし
加古がライターとして初仕事の雑誌や
関わって来た仕事(チラシ)に至るまで全て当時の同棲部屋に保管していて
もう、痛々しいほどに加古を想っている。

加古はライターとしての評判は悪くはないが最初の就職先で人間関係失敗して仕事を回してもらえなくなったり借金もあったり色々拗らせてる転落振り。
仕事はデキるだけに新たに拾ってくれる人もいてライターは続けているけど借金は一向に減らない。
成功した北村と流されるまま体の関係を持ち気持ちが募るが
傷心の北村は金で体を買うことで関係を繋ぎとめようとする。
また再び傷つくことを恐れるがゆえに恋人同士にはならないのが切ない。

結果的にはハピエンですが、加古も挫折を知って自身のことも省みて
他人の気持ちがわかるようになっているので応援したくなります。

執着攻め

受けの性格が酷すぎて、ちょっと受け付けなかったです……。私だけでしょうか。受け酷すぎじゃないですかね……健気な攻めが可愛そうに感じました。本当に好きな相手じゃないと男とはできない！とか言ってましたが、なら軽いノリの別れはなんだったんだろう？と理解できなかったです。

作家買いです！
攻めの北村が可愛いし健気！！
別れのエピソードを読むと、加古が自己中で、なんで北村が執着するのか分からなかった。
でも、大学出て色々挫折して相手を思いやれるようになった加古なら、北村を大切にしてくれるだろうからよし！
ハッピーエンドなので、安心して読んでくださいませ。

攻めがけっこう可哀想な話でした。
でも諦めたくても諦められないところが好きでした。
とても面白かったです！
16話は本編とは関係ない作者さん事情の話でしたが(後書きみたいな？)、電子書籍ではあまり無いため新鮮に思えました

え、好き！

絵が可愛いし、クズとサディストですよ。好きです。煮え切らないところとか焦らしがうまいです…つい釣られます！

オススメ

紹介にもかかれているように、大学生時代の後輩君に執着されてるかんじの主人公が、後輩君に囲われていく物語です。

解説読んでどんなクズ男だ！と思ったけど、センパイそんなクズじゃなくない…？天然ジゴロが学生の時のまま年取った感はあるけど、実はできる人でカッコいい！年下大型ワンコ攻めマイブーム！さいこうです！

面白いですが。

話自体は、まぁよくある感じですが、主人公も後輩である元カレの攻も良いです。
ただ、最終話はストーリーと関係なく、筆者のあとがき？てきな話なので購入は作家さんが好きではないと買うのは…。