【ネタバレあり】脂肪と言う名の服を着てのレビューと感想（17ページ目）

人の闇をリアルに表現

いま、ちょうどプライベートでストレスが酷くて大量に食べた状態で見つけた漫画です。モヨコ先生は知っているけど、まじまじと作品を読んだ事なくて、パンパンにはちきれそうな胃と動くのがだるい体の状態で物凄く人の抱えるダークかつ複雑な状態や心をリアルに表現されていて続き読みたくなりました。食べてる時、それに集中できるから余計なこと考えなくていいんですよね。だけど食べ過ぎて容量完全にオーバーした後後悔する…すっごいわかるの。私は吐いたりはしないタイプですが、最終的にどうなったか気になりすぎるのでP溜まったら買う！

ぽちゃこ

ぽちゃ子が、周りの人からバカにされたりはめられたり彼氏寝取られたりして、どんどん過食がエスカレートしていって、とうとうデブになっちゃうんですが、それでも食べてしまう。自分がデブで暗いのに付き合ってくれているという思いを持って彼氏に文句を持たないところがすごいなぁと思う。痩せてしまったらどうなるのか。。

安野モヨコ先生らしい作品

安野モヨコ先生の作品らしい、好き嫌いがはっきり別れる作品だと思います。
夢見物ではないのが、安野モヨコの世界観。
主人公が、痩せて性格も変わって、上り詰めていく爽快感を共感したい…って言うマンガではなく、主人公は、ずっと暗い性格のままです。
スッキリ爽快感のある漫画ではないので、お気をつけください。

どんなに綺麗事を言ってもデブより痩せている方が美しい。努力しなきゃと思わされる作品。

イライラするかも…

痩せてキレイになるのが幸せなわけではない。それに気づかない主人公にイライラ。そもそも性格が暗いし彼氏に依存しすぎて怖い。
摂食障害、吐きすぎると喉の筋肉鍛えられて吐けなくなるはずだと思うけど10キロ痩せるまで吐けて凄い

いろいろ

いろいろ考えちゃう漫画です。
モヨコ先生の書く漫画にはめずらしく、笑いが無いちょっとダークめな漫画かな。
紆余曲折あって、主人公は結果的に痩せるんだけど、それが幸せなのかどうかっていう。
確かに初期の主人公の方が人間的に良かった。

この当時ってこういう漫画なかったのではないでしょうか。それくらい衝撃をうけた作品です。不思議な世界観。
ハッピーマニアから安野モヨコ先生を追いかけていろいろな作品を読んだけれど、なんだか意外な印象を受けた作品でした。

仕事も恋も１人で思い悩んで食に走る女の子…分かるような気もするけど一念発起してダイエットするとか、仕事で見返してやるとかないのかな？て思っちゃいました。

安野モヨコの絵は綺麗

安野モヨコさんの絵だったので買いました。
太ってる人が許せないまゆみの気持ちわかるけどやりすぎ。オチも悲しくて救われない話

面白いです！数話しか見てないのに
惹き込まれるのはこの人の才能を感じました。
なんでもこの作品はだいぶ昔の作品らしいですが、それを全く感じさせない作風で
驚きました。
女のマウンティングもあります。
今も昔も。変わらないんですね
みんながみんなそうではありませんが、女性の中には自分より下の立場、見た目の人を見つけて仲いいフリして蹴落としたり嘲笑ったりするんですよね...