みんなのレビューと感想「脂肪と言う名の服を着て」（ネタバレ非表示）（14ページ目）

主人公が痩せてみんなを見返す話しかと思いましたが、ちょっと違いました。
結構闇が深いです。
主人公にはイライラしますが、幸せになってほしい。

どこかで前向きになって立ち直ってキレイになるのかなって思い最後まで読んでみましたが、全然スッキリしませんでした。

随分前の

随分前のマンガであるにも関わらず、心に訴えてくる痛みは変わらないなと思った。安野モヨコ先生ワールド炸裂ですね。
主人公の心の痛みもわかります。

段々と周りの悪意に翻弄されて、自分でも気づかなかった自分の中の闇に飲み込まれてしまう主人公が痛々しいです。
主人公にも未熟で甘い部分があって、それがまた物語を救いのないものにしてます。

モヨコ先生！本当に凄い！！モヨコ先生の漫画に登場してくる人物はいつだって流行の最先端な感じのオシャレで綺麗な女子達なのに、主人公の気持ちが分かるのが凄い！！

この類いのマンガはあまり読まないですが、作者買いしました。
読んでもやっぱり、共感もなく、ただただ人は怖いなぁ、こんな感情にはならないなぁと思いました。

人間の弱さが描かれた作品です。あんの先生がかく心理描写が心に突き刺さります。決して楽しい話ではないですが、読んでもらいたい話です

痩せててる人が成功者？

今は痩せてるのがステータスというか、不健康でもやたらとスリムなのが評価され過ぎて、真の魅力に目がいかない人が多いんだなとつくづく思わされます。
じゃあ痩せたら幸せ？ってのも。
自分が昔ガリガリだった頃、確かに痩せてるね、細いねって言われるだけで何故だか優越感があった。
特に、元々太ってた
人にとっては余計なんじゃないかなぁ。
でも幸せには繋がらなかった。
むしろ、今は逆に痩せないと‼︎と健康にも関わるので焦るけど、多少太ってる方が気楽で幸せ感が溢れてる。
人それぞれの概念だけど、難しいね。

いつの時代も女の本質は変わらないのかなと思いました。リアルな描写につい引き込まれました。食と精神は繋がってます。

この話しは昔どはまりしてよんだのですが、いま読んでもなかなか深く、さすが人気漫画家さんのお話だなとおもいます。